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黄昏に佇む君は ミステリー・リーグ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2011/11/09 |
JAN | 9784562047475 |
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黄昏に佇む君は
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商品レビュー
3.5
14件のお客様レビュー
情緒面で幼くて、不器用すぎるキャラクターが空回りをするのがシリーズの定番だけれど、本作ではその手のキャラが若かりし日の神代教授ぐらいしかいないので、いつもよりは大人しい。ただミステリとしては、もはやミステリとしてどうこう言うようなお話ではないとしか言いようがない感じか。
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シリーズ3作目。 今回は神代が大学生の頃のある出来事。ヴェネツィア派を専門に選んだ理由を尋ねられた神代が、過去を回想する形で物語は進んでいく。 異国の地で起きた贋作事件や、手記の中で語られる兄弟殺しがどう関わるのかと思っていたら、神代自身の過去や出自とも絡み合い、見事に繋がって...
シリーズ3作目。 今回は神代が大学生の頃のある出来事。ヴェネツィア派を専門に選んだ理由を尋ねられた神代が、過去を回想する形で物語は進んでいく。 異国の地で起きた贋作事件や、手記の中で語られる兄弟殺しがどう関わるのかと思っていたら、神代自身の過去や出自とも絡み合い、見事に繋がっていく。 最後の黄昏のエピローグがいい。神代自身は、養子に出されたことや、養父との関係にわだかまりを感じているけれど、実母や養父の深い愛に包まれて、真っ直ぐ育ったことが分かる。 だからこそ、口は悪いけれどお人好しで、周りに人が集まってくる、そんな神代の性格が出来上がったのかも知れない。 神代の淡い恋と、神代へ注がれた父母の愛。このシリーズ3作の中で一番好きかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
神代教授が何故イタリアで絵画を学んだか、 養父が何故その進路をゆるしたか (ひょっとしたら)神代教授が何故独身なのか がわかる一冊。 京介シリーズの後半、教授が慣れているというか、随分度胸がある人だなぁ、と思っていたけれど なかなかの過去をお持ちでした。。。 (強運だと思っていたが、辰野氏の登場するタイミングがまた。。。 頭蓋骨も頑丈なようで。。。) 戦後30年で日本も大分変ったというけれど 小説を通して歴史を少しでも感じられるのは嬉しい。 養父が見かけた宗氏のエピソードはもう日本には無いものだけれど。 蒼に進路相談されての過去を思い出す今作だったけれど 蒼はこの話を聞いてどう思うのだろう、 そして何を思って、カウンセリングという道を選んだのか、 後書きに作者は毎回ラストだと思って書いている、とあったが 蒼が35歳になるまでの作品も読んでみたいと思う。
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