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ダーティ・ママ! 河出文庫

秦建日子【著】

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商品詳細

内容紹介 検挙率ナンバーワンの女刑事・丸岡高子は子連れシングルマザー。交通課の葵は上司から突然、刑事課への転属を言い渡された。その理由とは、高子の愛息・橋蔵のベビーシッター役!?育児のグチをブチまけながら、ベビーカーをぶっ飛ばし、かつてない凸凹刑事コンビ(+1人)が難事件に体当たり!
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2011/11/07
JAN 9784309411170

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ダーティ・ママ!

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商品レビュー

3.3

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2022/06/11

「秦建日子」のコメディータッチの警察小説『ダーティ・ママ!』を読みました。 「秦建日子」作品は約4年前に読んだ『アンフェアな月―刑事 雪平夏見』以来ですね。 -----story------------- シングルマザーで、子連れで、刑事ですが、何か? ――育児のグチをぶち...

「秦建日子」のコメディータッチの警察小説『ダーティ・ママ!』を読みました。 「秦建日子」作品は約4年前に読んだ『アンフェアな月―刑事 雪平夏見』以来ですね。 -----story------------- シングルマザーで、子連れで、刑事ですが、何か? ――育児のグチをぶちまけながら、「高子」と「葵」の凸凹刑事コンビ+「橋蔵(1歳)」が事件解決へとひた走る!  爽快感120%の新シリーズ! ----------------------- 2012年1月~3月に日本テレビが「永作博美」主演でドラマ化した作品で、当時、何回か観たことがある作品… 本作はドラマ化される前の2010年に発行された作品です。 以下の連作3篇で構成されており、ドラマの前半部分にあたる作品が収録されています。  ■episode1 はじめてのダーティ・ママ  ■episode2 ダーティ・ママは三度吐く  ■episode3 父親参観日のダーティ・ママ 小太りで中年女のシングルマザー「丸岡高子(マルコー)」(「永作博美」のイメージとは全く違いますが…)と、かつてソフトボールでオリンピック代表選手を目指していた長身の「長島葵」… そんな二人の凸凹コンビがスカッと事件を解決して行く警察小説なんですが、、、 「高子」は、1歳の息子「橋蔵」を特製ベビーカーで連れながら刑事としての仕事をこなし、麻布南署刑事課で検挙率ナンバーワンの女性刑事、「葵」は、刑事としての手腕よりも「橋蔵」のベビーシッターとして期待されて刑事課に異動となった新米女性刑事… という全く現実味のない設定なのですが、そんな二人が気持ち良く事件を解決して行くので、テンポ良く愉しみながら読めましたね。 『はじめてのダーティ・ママ』は、パート先企業の不正経理を知った主婦「冨田幸代」が事件に巻き込まれる物語、、、 夫はリーマンショックで職を失い、息子は家計を手伝おうとして無理なバイトをして交通事故を起こしてしまい、経済的に苦しい状況に追い込まれた「幸代」は、一家離散を防ぐために上司に口止め料を求めるが、それにより命を狙われることに… 事件の背後に潜む、黒幕織を追い詰めることはできませんでしたが、凸凹コンビの活躍で「幸代」には平和な生活が戻ります。 『ダーティ・ママは三度吐く』は、公園のトイレで頚動脈を切り裂かれた若い女性の死体が発見され、複数の容疑者の中から真犯人を突き止める物語、、、 同棲中の男性と、その男性の妻が、容疑者として浮上するが、被害者の男性関係を洗い出すうちに別な容疑者が浮かび… 凸凹コンビが強引な捜査で真相を明らかにします。 『父親参観日のダーティ・ママ』は、同日に発生した強盗事件と爆破予告事件が、強盗事件の犯人が爆破予告された幼稚園に逃げ込んだことから、両方の事件を並行して解決することになる物語、、、 ドジな強盗犯人と大人びた幼稚園児の濃いキャラが面白かった… 爆破予告事件の真相が意外で面白かったですね。 いずれの物語も「高子」の息子「橋蔵」の親権問題や、「葵」の「佐々木卓也」との恋物語を絡めながら語られているので、ドラマ化を意識したつくりになっている感じがしましたねぇ… でも、面白かったです。

Posted by ブクログ

2018/05/31

丸岡高子ー43歳。麻布南署刑事。1歳の息子・橋蔵を育てるシングルマザー。長嶋葵ー24歳。橋蔵のベビーシッター役として交通課から異動させられた新人刑事。育児のグチをブチまけながら、ハイパーレッドのベビーカーをぶっ飛ばし、ルール無用の凸凹コンビ(+1人)が事件解決にひた走る。

Posted by ブクログ

2016/04/28

ライトなタッチの警察小説。「推理小説」シリーズと同一筆者だとは思えないくらいに。 かなりコミカルでかなり破天荒なおハナシ。小説でこういうのは好きでは無いのだけれど……いい感じにキャラが立っているため、飽きもせず白けもせずに読み終えられた。 3編構成の連作中編集。1編目の雰囲気...

ライトなタッチの警察小説。「推理小説」シリーズと同一筆者だとは思えないくらいに。 かなりコミカルでかなり破天荒なおハナシ。小説でこういうのは好きでは無いのだけれど……いい感じにキャラが立っているため、飽きもせず白けもせずに読み終えられた。 3編構成の連作中編集。1編目の雰囲気が、好き。 3編目は……正直ハズレかな。 大人びた口をきく5歳児……は、百歩譲れるけれど、ドライアイスの細工も、その入手も、花火爆弾の仕掛けも、さすがにあり得なさすぎっしょ。 3編目が★1つ削っていき、 ★3つ、7ポイント。 2016.04.28.図。 ※続編もある模様。このコンビは気に入ったので、気が向いたら読むはず。 ※数年前に連ドラ化されてたはず。1~2本だけ流し観しただけだけれど、改めてレンタルしてみたくなった。 たしか、永作博美が主演かと。表紙イラストとはかけ離れたビジュアルだけれど、↑の記憶とも重ねてみるとかなりハマり役な気がする。

Posted by ブクログ

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