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身の上話 光文社文庫
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身の上話 光文社文庫

佐藤正午(著者)

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身の上話 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2011/11/10
JAN 9784334763206

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身の上話

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商品レビュー

3.8

138件のお客様レビュー

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2026/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「自分の妻」という視点で語られる、ミチルの物語。懇意になった妻子持ちの男と駆け落ちのように上京するも、資金が底を尽きる寸前に、宝くじ1等に当選。金、恋愛、友情などがまぜこぜになった波乱の人生に巻き込まれていくミチルの様を、冷静な語り口で語る人物は誰なのか、何のために語るのか、最後までどうなるのかわからず、気づいたら読み進めてしまっていた。語りという形式を貫いたからこそのラストとも言えるが、場面展開という点では、少し単調さも感じてしまった。

Posted by ブクログ

2025/12/24

ミチル(旧姓古川)は、7月のある日、勤めていた書店の上司と同僚から預かったお金を持って、駅前でサマージャンボ宝くじを43枚購入し、そのまま不倫中の出版社の男豊増について飛行機で東京に飛ぶ。目的もなく東京に滞在していたが、宝くじの1枚が当選していることを知る。言付かった宝くじは42...

ミチル(旧姓古川)は、7月のある日、勤めていた書店の上司と同僚から預かったお金を持って、駅前でサマージャンボ宝くじを43枚購入し、そのまま不倫中の出版社の男豊増について飛行機で東京に飛ぶ。目的もなく東京に滞在していたが、宝くじの1枚が当選していることを知る。言付かった宝くじは42枚。秘密を誰にも知られるわけには行かない…。 面白いやんけ。期待していなかったし、本の最初の助走部分が割とダラダラと長く、ミチルなどから聞いた"身の上話"として、改行なく淡々と状況が語られていくため、退屈なやつかなと思っていると突然展開が始まる。あとは勢いがついて転がるように進んでいくため、終わりまでは一瞬だ。 ミチルと豊増と、中途半端に同郷の竹井と高倉という少ない人数で話が進み、作風上もミチルの見てきた部分以外がほとんど描かれない手探りな感じがとても良い。もうちょっと胡散臭い人が出てくるかとは思ったけれども。 語っている男が出てくるのは本当に終盤で、こいつ誰だ?と引っかかる部分もあるし、キャラクター付けも若干不満があるものの、ミチルの話として読むだけで面白い。 突然軽く「もう死んでいた」となったりする。コメディーなのかな?と思ってしまった。コメディーではなかった。 宝くじと殺人という2つの大きな出来事をうまく使っているところが、全体の面白さに繋がっているのだが、個人的にはそういう大きなものがなくても、失踪して誰にも知られず生きていくとか、手探りで生活を作り上げていくというたぐいのテーマは大好きだ。 竹井と語っている男との関係がよくわからないままだけど。

Posted by ブクログ

2025/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これが小説だ! 僕が待ち望んでた。 ドキドキするストーリーが楽しいのは勿論たけど、日常の合間の描写や心象が、肌にジワーっと馴染む。 夕焼けの色、ちょうど昨日自転車での帰り道に遭遇した。 だけど正直言うと、ミチルの記憶が曖昧になった(途切れた?)ところから凪いだ気がした。 語り部が出てきそうに感じたとこから、何故かフェードアウトしていくみたいな。 僕個人の感想です。 星5に限りなく近い星4(4.8くらい)で。

Posted by ブクログ