- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
約束の地(下) 光文社文庫
定価 ¥796
605円 定価より191円(23%)おトク
獲得ポイント5P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/29(金)~12/4(水)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2011/11/10 |
JAN | 9784334763343 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/29(金)~12/4(水)
- 書籍
- 文庫
約束の地(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
約束の地(下)
¥605
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
何度も読み返したい一作。 初めて読む作者だったが、どんどん引き込まれてしまった。 ”父親”の目線でも、”男”の目線でも、”人間”という目線でも多様な視点で読むことができ、ページを繰る度に主人公に自分を投影していってしまった。 急展開や中だるみもなく、心地よいテンションがあり、...
何度も読み返したい一作。 初めて読む作者だったが、どんどん引き込まれてしまった。 ”父親”の目線でも、”男”の目線でも、”人間”という目線でも多様な視点で読むことができ、ページを繰る度に主人公に自分を投影していってしまった。 急展開や中だるみもなく、心地よいテンションがあり、気が付けば読み終わっていた。 あらすじや印象に残ったシーンを紹介するのは野暮なので、ぜひ一度手に取ってもらい、読んだ感想を教えてもらいたい。
Posted by
下巻も読み終わりました! 山に棲む野生動物たちが人間の畑を荒らしてしまったり、不運にも人間と遭遇してしまって人が怪我をすると動物が殺処分されるという、現実でもたまに目にするニュース。 元はと言えば人間が山を切り拓いて、動物たちの住処を奪ってしまったことが原因だから、こういうニ...
下巻も読み終わりました! 山に棲む野生動物たちが人間の畑を荒らしてしまったり、不運にも人間と遭遇してしまって人が怪我をすると動物が殺処分されるという、現実でもたまに目にするニュース。 元はと言えば人間が山を切り拓いて、動物たちの住処を奪ってしまったことが原因だから、こういうニュースを見ると悲しくなってたんだけど。 人間も生きていかなきゃだしね。 難しい問題よね。 前に聞いたことある話で、自然との共存で一旦人間が手を出してしまったものはずっと手を出し続けなければいけないっていうの。 アメリカの国立公園の狼再導入の時に聞いたんだっけな?? ちょっとうろ覚え…。 そういうのを色々思い出すお話だった。 そして読んでる時、途中からずっと動物は乙事主さまで再生されてた。熊もね。 『もののけ姫』好きな人は好きじゃないかと。 色々な問題がギュギュギュッと盛り沢山のお話だったなー。 こちらのお話、読み切りだと思ったら続きもあるのね! そちらも気になる。 K-9の方でもまだ読んでない巻があるから、徐々に読んでいきたいな。
Posted by
南アルプス山麓に居を構える著者ならではの自然描写が、書中様々な場面で詳述される。 読者は、迫真の物語をしばし忘れ、主人公たちとともに八ヶ岳、南アルプス近辺を辿っているかのような寄稿文的臨場感を味わえる。 もちろん、この小説の主題はそんなところではない。 人と動物の棲み分け、人と自...
南アルプス山麓に居を構える著者ならではの自然描写が、書中様々な場面で詳述される。 読者は、迫真の物語をしばし忘れ、主人公たちとともに八ヶ岳、南アルプス近辺を辿っているかのような寄稿文的臨場感を味わえる。 もちろん、この小説の主題はそんなところではない。 人と動物の棲み分け、人と自然の共生を問う意欲作であり、著者自身の生活体験から紡ぎだされた告発の書でもある。 その思いを、古参猟師に語らせる。 「・・・開発開発で山がどんどん切り崩され、必要もねえ大規模林道をあちこちにこしれえて、森はズタズタに切り裂かれる。人間の暮らしが作り出した有害なものをあちこちに埋めて、土や水は汚染される・・・」 山の怒りを体現する化身として巨グマ、巨イノシシが登場する。とりわけ、次々と繰り広げられる三本足の巨イノシシとの死闘の場面は、書を置く能わずの感。 その一方、人と犬の絆、人と人との絆は、心温まる描写となっている。 また、登場人物たちはそれぞれ家族や仲間を喪うことになるが、生者と死者の絆も描かれており、再三語られる言葉が印象に残る。 「死というものは忘れたり、克服したりするもんじゃない。共に生きていくものなのです」
Posted by