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椋鳩十の本(2) 山窩物語 鷲の唄

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 1982/06/01 |
JAN | 9784652063026 |
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椋鳩十の本(2)
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
作者は、山窩に憧れ、一応さういふのをやるために、いはゆる木地屋と呼ばれる人々(木器造る人)の姓である筒井、小椋のうちの小椋をアレンジして椋とし、それがサンカの姓であると言ひ張り、彼らの一族の末孫として、書くとか何とか。 この辺はかっこいい。 で、漂泊の民サンカは、ロケ地バスク...
作者は、山窩に憧れ、一応さういふのをやるために、いはゆる木地屋と呼ばれる人々(木器造る人)の姓である筒井、小椋のうちの小椋をアレンジして椋とし、それがサンカの姓であると言ひ張り、彼らの一族の末孫として、書くとか何とか。 この辺はかっこいい。 で、漂泊の民サンカは、ロケ地バスク地方の絶対信州どころか日本ぢゃねえぞのどこぞを彷徨ひ、時々里へ下り、なんかする。かっこいい。
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椋鳩十って日本のシートンだと思っていたけど、まったく違う。 自然に対する尊敬は通じていると思うけど描かれているのが生き生きとした、時として生々しい人間の姿。 梨木香歩さんの『不思議な羅針盤』に引用されていて興味をひかれた。 香歩さんの言う通り、荒々しく描かれていても爽快。
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いまも国語の教科書に『だいぞうじいさんとがん』が載っている。教科書に出てくるような児童文学とか動物文学を書いている人というイメージだけだった。昭和初期に『山窩調』という本を出版して話題となるが発売禁止となったという。どんな本なのだろうと図書館の書庫から出してもらって借りて読む。ブ...
いまも国語の教科書に『だいぞうじいさんとがん』が載っている。教科書に出てくるような児童文学とか動物文学を書いている人というイメージだけだった。昭和初期に『山窩調』という本を出版して話題となるが発売禁止となったという。どんな本なのだろうと図書館の書庫から出してもらって借りて読む。ブログのほうに先に書いたのだが、なんなんだろう!この荒々しさは!という感じなのです。山窩(サンカ)という言葉も、ほとんど知らなかった。日本の山々に住んでいたというジプシーのような放浪民だという。そのサンカの人々の物語の短編集。野性的、土俗的、そういう言葉か。都会的、情報社会が、当たり前と錯覚している人間に、もっと、根源的なものを提示してくれるようだ。当分のあいだ椋鳩十を調べてみようと思う。
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