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貧困の僻地 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/10/29 |
JAN | 9784101146461 |
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貧困の僻地
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商品レビュー
3.6
7件のお客様レビュー
世界各地の僻地を踏破してきた著書の体験記です。 これを読んでいると、いかに人を育て上げることが大切かが身に沁みます。 気になった言葉は次です。 ・そもそもスタートが見きわめられていないとに問題がある。単純な出発点だ。「いじめはおもしろいものだ」ということである。 ・いじめる人...
世界各地の僻地を踏破してきた著書の体験記です。 これを読んでいると、いかに人を育て上げることが大切かが身に沁みます。 気になった言葉は次です。 ・そもそもスタートが見きわめられていないとに問題がある。単純な出発点だ。「いじめはおもしろいものだ」ということである。 ・いじめる人は必ずいるのだから、人間は闘わなければならない。いじめにあったら、秘術をつくして戦うことだ。 ・淘汰とは何か。「不適当の者を排除すること」、「環境・条件などに適応するものが残存し、そうでないものが死滅する現象」を言うのだ。 ・いじめられた子が自殺すれば、それは淘汰されたことになる。しかし誰でも人間は抵抗するのが自然だ。相手は凶器をもっている。自分は素手だ。どう見ても、襲分けたら勝ち目はない。という場合でも、普通の人間は、最後まで抵抗する。 ・私は、しかし、オール・オア・ナッシング の理論が好きではない。 ・最上のやり方は、逃げ出すことだ。転校である。「孟母三遷」という言葉さえ知らない人が多くなったから、逃げ方もわからなくなったのだ。 ・今人間を作るには、学校を全面的に信じず、一人で戦って覚悟することだ。 ・私自身は、まだ小学生のころから学校で「人生は旅にすぎません」と修道女たちから教えられていた。そういう言葉を口にする修道女たちは、生きて再び故国を見ることはないという誓いを立てて日本に赴任してきたはずである。 ・私は財団を辞する時、かつてシスター・スタックから教えられたのと同じようにした。一切の名誉職も引き受けない。もはや過去の時代の人間関係に引きずられない。特別な理由がないかぎり財団にも出入りしない。しかし友情もすばらしい思い出も充分に残っているのである。それで充分であった。 ・いい生涯というものは、例外なく強烈だと私は感じた。 ・長い年月の間に私たちが到達した答えには、アフリカに貢献する道は、教育を与えることしかないということだった。もちろん私たちは生きている間にその成果を見ることはないだろう。しかしそれでいいのだ。 ・樹木も人も、育つには年月がかかる。だから、未来の確証はなくとも、命は飢えておかなければならないのだろう。 ・僻村で人々が諾う運命は、金がなければ死ぬほかはないということである。 ・私が好きな旧約聖書の「伝道の書」には、次のように書かれている。「天の下の出来事にはすべて定められた時がある」 ・思考から幼児性を排する教育をしないと、日本人の総合的学力はどんどん下がるはずである。 ・つまり私たちは限りなく日本人になるべきで、たとえ敗戦国民であっても、戦勝国の人たちの悪い点など真似するな、と言われたのである。 ・私は最近、国連と名のつくところへの寄付は一切しないことにしている。使い道が正確にわからないのと、膨大な数の国連職員が、世界各地で特権階級の暮らしをしているのを見ているからだ。 目次は、以下の通りです。 指さす少年 復讐代理人 或る修道女の帰天 或る変容 一番怖い批評家たち 愚かな旅支度 定年以後 李登輝氏の靖国参拝 僻地とはいかなる場所か① 開校式の日 僻地とはいかなる場所か② 金がなければ死ぬ 僻地とはいかなる場所か③ 呪術師のお友だち 複眼的視野 天子の羽をもった赤ん坊 普通の人たちの贈りもの ギョーザ事件余話 花の季節 沈黙と饒舌 休日医者(上) 休日医者(下) 繁栄と虚像 解説 将口 泰浩
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日本財団会長(当時)として支援活動のため世界各地を飛び回る中で目にした事をエッセイとしてまとめた内容。ボランティア精神の欠片も持ち合わせていない自分を恥ずかしく思いつつ、身近にできる小さな親切からでもやらなくてはと鼓舞させられた。
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曽野綾子さんの考え方が、色濃く出ています。「日本人よ、もっとしっかりしなさい。そんなことでどうするの」と叱られている感じがします。小説よりエッセイのような短文の方が考え方がはっきり表れますね。
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