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ミミズのはたらき 土を耕す・肥やす「地球の虫」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 創森社 |
発売年月日 | 2011/10/24 |
JAN | 9784883402649 |
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ミミズのはたらき
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
ミミズにはずっと関心がありました。土を作ってくれる事は知っていたし、庭のミミズは大切にしてるけど、こんなに種類があるとは知らなかった。ミミズの生態やはたらきをさらに知ることができた。もっとミミズを活用したいと思う。
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子供の頃はなんとも思わなかったけど、近ごろはちょっと触れないなあ、ミミズ^^;。 * ミミズ学の第一人者による、土壌とミミズのよい関係。 ミミズは土中の微生物などを食べ、酵素で消化し、養分タップリの糞や「尿」をする。 ミミズは這い回り、土中にいい感じの空間を作るとともに、土...
子供の頃はなんとも思わなかったけど、近ごろはちょっと触れないなあ、ミミズ^^;。 * ミミズ学の第一人者による、土壌とミミズのよい関係。 ミミズは土中の微生物などを食べ、酵素で消化し、養分タップリの糞や「尿」をする。 ミミズは這い回り、土中にいい感じの空間を作るとともに、土の成分を攪拌する。 ミミズは死して、多様なアミノ酸を土中に帰す。 ミミズの良質なタンパク質は、将来本当に人類を救う栄養素・・・食料となるかも。 害などなにもない、超のつく益虫、それがミミズである。 たとえば微生物だけでよい土壌は作れないのであり、ミミズの果たす役割はたいへん大きいのである。タイトルの「はたらき」というのは、いわゆる機能という意味にとどまらず、土を作り、植物を育てるために、実際に大いに働いているということなのである。 という話を読んでいると、ついミミズを飼いたくなっちゃいます。 すると、本の後半にはちゃんと飼い方も出てくる。(ミミズコンポスト) 魅惑のミミズワールドへようこそ、そんなチャーミングな本である。
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ミミズのはたらき 中村好男(著) ミミズは、大地の腸、地球の〈虫〉、自然の鍬、生態系の技術者、土の健康のバロメーター、地球に最も価値ある動物、土壌圏の技術者、 大地のトラクター、環境保全の立役者、といわれる。 土の機能は 1 生産機能 2 分解機能 3 自浄調整機...
ミミズのはたらき 中村好男(著) ミミズは、大地の腸、地球の〈虫〉、自然の鍬、生態系の技術者、土の健康のバロメーター、地球に最も価値ある動物、土壌圏の技術者、 大地のトラクター、環境保全の立役者、といわれる。 土の機能は 1 生産機能 2 分解機能 3 自浄調整機能 日本では ミミズ 5種類。 フトミミズ、ツリミミズ、フタツイミミズ、ジュズイミミズ、ムカシフトミミズ。 ミミズは肺などの呼吸器官を持っていない。 粘液で皮膚を湿らせて,その皮膚を通じて酸素と炭酸ガスを交換する。 血液は赤い色をしているが、赤血球ではなく血色素。 光に敏感。目や耳はなく神経は頭部に集中して小さな脳がある。 感触毛があり、危険を察知して,食べるものを選択する。 感光細胞がある。強い光には負の方向がある。 雌雄同体である。 北海道産ミミズは20℃から活発になり、25℃で脱糞し、30℃で死亡する。 体内液にグリセロルを持つ。 背孔から液が30CMの高さにまで放出される。 シマミミズの体液は、溶血、細胞毒性、血液凝集、抗菌の作用がある。 熱冷ましの成分は ルンブロフェブリン。 リン脂質に結合する ライセニン。 発光ヒメミミズもあるが、ホタルと一緒のルシフェリンが関与している。 解毒機能を発達させたミミズもいる。 1 重金属を体後部の皮膚と腸の間,体液内に老廃物の粒として無害な状態にとどめる 2 その粒のある後部を切り離す 3 汚染環境に耐える能力がある。 陸生ミミズは 堆肥生息型/シマミミズ 堆肥がなければ生きていけない。ヒメミミズ 枯葉生息型/ツリヒメミミズ属、 表層土生息型/コブヒメミミズ属、 下層土生息型/ハタケヒメミミズ属 ヒメミミズ は身体が小さくモグラのエサとして不適なので使える。 ミミズの五大寄与 1 食べる 一日食べる量は、体重の1.5倍。口から肛門まで3.5時間。 消化吸収効率は 枯葉では全窒素の17%。 根が吸収しにくいリン酸やカリウムかたちに変換する。 ビタミン類を合成する。 2 動き回る 微生物だけの働きでは限界がある。 生命体の死体などが 処理が遅くなる。 3 クソをする 団粒とは単粒が微生物や動物がつくる多糖類(アミノ酸など)で形成される。 ⇒水持ちがよく、水はけも良い条件をつくる。 腐食酸の量が増加する。 4 尿をする 窒素分の増加となる。 5 死体となる 良質なタンパク質をあたえる。 土壌の気相が増え,柔らかくなる。物理性の向上 カルシウムや窒素量が高まる 化学性の向上 土壌微生物の多様化 生物性の向上 ミミズが 病気を抑えることになる。 1 ミミズが摂食することで 病原菌が消化もしくは破壊される 2 クソや粘液で病原性を消失する。 3 菌の生息場が改変され増殖力が低下する。 4 キチナーゼが腸内にあり,菌の細胞壁を破壊する。 5 ミミズの分泌する水溶性フェノール酸が抑制効果がある。 シマミミズの好適条件 温度 15℃から20℃ 水分 80〜90(最小40 最大95) 酸素濃度 15%以上 二酸化炭素濃度 6%以下 伝導度 eh は マイナス100mv以上 アンモニア濃度 0.5%以下 ph 5〜9 炭素窒素比 1/30 いかに 発熱させないでシマミミズを成育するのか。 良い堆肥とは 安定した構造、均衡のとれた栄養素、多様な生物相、 クソはPHを中性に持っていく。 ミミズを概観する上では 好著である。
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