グルメの真実 辛口料理評論家のマル秘取材ノート 宝島社新書

友里征耶【著】

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2011/10/22
• JAN: 9784796678179

商品レビュー

2016/09/16

20160916 多少鼻に付く表現が有り、慣れるまでは読むのが嫌だった。主張に関して検証するには金も舌もないので後は作者の生き方から判断するしかない。結局は自分がどう感じるかなのだから。

2015/05/20

友里征耶は、『覆面 レストラン批評家』という人だ。
レストランに　覆面をかぶって　行く人のようだ。
たぶん　泥棒と間違えられるのだろうね。

山本益博が書いているレストラン批評を批評する人だ。
柳の下に　二匹目のドジョウに　すりよって
批判することで　自分を際立たせようとする　
セコイ　方法論に　自ら陶酔するタイプ。

グルメとは　味が良くわからない人たちである。
と規定しても、意味がないのだ。
そして、自分を　グルメとして　定義しているところが
目くそ、鼻くそを笑うのたぐいかもしれない。

とりわけ　うなぎ屋への批判が　おもろい。
松竹梅には、ほとんど差別がない。
天然うなぎを使っているというが、
肝に　釣り針なんぞ入らない。
などなど、よほど　うなぎ屋が　嫌いなのだろう。

素材のそのままの味　それが日本料理なのか？
と突っ込む。ふーむ、いってしまえば　そういうものだろう。
『肝心なのは食材の質と調理の度合いの塩梅です』
天然物が　美味しいと限らない。→あたりまえだ。

フード評論家と言うものの　危うい存在。
自らを肯定して、他を否定して成り立たせる方法論は
惨めとしか言いようがない。

2013/10/24

批評メインの文章は読み進むにつれて疲れてくる。外食・中食に対する信用性は著しく低下してしまい、何が正義なのか分からなくしてしまう。この世で絶対唯一信用できる味は何だろう？それは万人共通だが個人個人で全く異なる「母の味」だろう。
書評から逸れたが、もっと明るい日本の食文化も明示してほしかった。和食が世界無形遺産に推薦される今でこそ…