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堂島物語(4) 背水篇 中公文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/10/22 |
JAN | 9784122055469 |
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堂島物語(4)
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
安定の面白さ。米商人となった吉右衛門の面目躍如の回。凶作を見抜き、激しく変動する米市場で大きな取引を仕掛ける。側から見ると大博打だが、データに基づく合理的な予測で周囲を納得させていくのが心地よい。 信託事業で途中解約希望者に手数料を取らなかったり、追い出された元方向先からの無体...
安定の面白さ。米商人となった吉右衛門の面目躍如の回。凶作を見抜き、激しく変動する米市場で大きな取引を仕掛ける。側から見ると大博打だが、データに基づく合理的な予測で周囲を納得させていくのが心地よい。 信託事業で途中解約希望者に手数料を取らなかったり、追い出された元方向先からの無体な取引に心を揺らされたり、吉右衛門の優しさにやきもきされるシーンが多いが、彼の人情が溢れに溢れた巻である。 米取引に成功し大儲けする一方で、凶作により多くの人々は困窮に苦しみ、吉右衛門はひどくショックを受ける。株取引は人の不幸の上に成り立っていることを象徴するエピソード。 私が前巻で予想した能登屋の山代屋買収案は、川越屋による買収という形で外れてしまったが、概ね想定通り、山代屋は屋号のみを残して解体。幹之助は吉右衛門のもとへ。もっと現代ビジネスに近い取引をすべく、寒河江屋との絡みがあってもよいのにと思った。
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この巻は経済、経営、株取引の面白さ、葛藤が多分に含まれていると思う。 金儲けをした後に、その金で遊び惚けるものや、後ろめたさを感じ社会貢献をしたいと思うもの。 米の取引は実際に何の物も生み出していない。今の株の取引と同様である。それゆえ読んでいて引いてしまう部分がある。その仕事を...
この巻は経済、経営、株取引の面白さ、葛藤が多分に含まれていると思う。 金儲けをした後に、その金で遊び惚けるものや、後ろめたさを感じ社会貢献をしたいと思うもの。 米の取引は実際に何の物も生み出していない。今の株の取引と同様である。それゆえ読んでいて引いてしまう部分がある。その仕事をしていて社会に貢献できているのか、それは商売ではあるが仕事といえるのか。それは疑問である。
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評価は5. 内容(BOOKデーターベース) 「九州で竹の花が咲いた」という奇妙な噂が耳にした吉左衛門は、自分の目で稲の様子を確かめるべく、西国へ旅に出る。そこで見たものは―。やがて訪れる享保の大飢饉をめぐる米相場の乱高下は、吉左衛門にとって大きなビジネスチャンスとなるか、破滅をもたらすか、人生最大の決断が待ち受ける。
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