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個人美術館の愉しみ 光文社新書
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個人美術館の愉しみ 光文社新書

赤瀬川原平【著】

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個人美術館の愉しみ 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2011/10/18
JAN 9784334036492

個人美術館の愉しみ

¥220

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2020/07/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

赤瀬川さんの文がいい。最近、美術館のオススメ本をたくさん読んでたけど薄くて物足りなかったので、嬉しい。じっくり読めるし、遠くて行くことがなかったとしてもこの本を読むだけで満足。 美術館ごとにつけたタイトルも素敵 p215 山口蓬春記念館 @葉山 画家と建築家による幸福な建物 この場所に家を見つけ、あらかじめ五十八に見てもらい、ここなら手を入れればいいものになるといわれ、きっちりと増改築をした このことでもわかるが、二人の間には強い信頼感があり、感覚を共にするものがあったようだ →建築家 吉田五十八と、蓬春との信頼関係が素敵 →記念館の名前が記されたガラス板がおしゃれ p236 上原近代美術館 @静岡県下田  コレクションが増えて美術館構想が浮かんでくると作品揃えも網羅的になるのだろうが最初はやはり「これが好き」から始まりそれを自宅に飾って眺めていたそうだ。 絵の場合、それが名画といわれるものの場合には、他に数あるものではないし、美術史の中での公共的な意味合いも帯びている。自分が見て楽しむだけでなくその楽しみを世の中に還元したいと思う →松方コレクションを知ってから、美術館をつくった人のお話がとても好き。 p256 アンリ・マチス 『リュート』 →北欧っぽくて好き p286 大原美術館 @倉敷市 (創立者の)孫三郎は柳宗悦たちの民藝運動も応援していて、東京駒場にある日本民藝館も孫三郎の出資によって建てられている →必ずといっていいほど柳さんにつながるのが素敵。この時代最高すぎる。 ☆☆ P48 植田正治の写真は上品なカステラみたいだ…きちんとナイフを入れた綺麗な立方体が、白い皿に載って紅茶と一緒に出てくる感じ。無駄なくシンプルで、あまりにも正統な三時のお茶にこちらも思わず姿勢を正しそうになったりする →食べ物に例える P45 浜松市秋野不矩美術館 ここで藤森さん 美術館をつくってもらったときの様子がリアルにみえた P34駅や町からは離れた環境なので来館者は少ない でもそれにめげず、というよりこの創立者の気持を残すために毎朝草を刈り、床を拭き、窓を磨き、人が来ようが来まいがせっせと空気を入れかえている → 訪れたくなる描写 P30 それまでつかみどころなく遠くにあった絵の世界が、値段を知ることでその位置がずっとわかった。え、そういうことだったのかとバリアの一角がぷつんと破れて絵の世界が流れ込んできた瞬間だろう → 絵を知る楽しみの過程 P28 こんなに着々と準備する美術館の作り方もあるんだね P20 個人美術館の面白さはその作品の山を築くことになったコレクターの、熱情を見ることにあると思う 絵の魅力というのは人によってなかなか見えてこなかったりする。でも、それに心酔して大金を投げ出して手に入れた人の熱情が横に並ぶと、その熱を通して見えてくるものもある P24 見ていて飽きない絵というのは筆の流れが演奏として味わえる P28 龍子は早くから会場芸術ということを標榜し〜略〜でもこんなに大きい絵はまず売れない。だから〜略〜早くからその自作品を見せるための美術館を構想し、それを実現した。 大田区立龍子記念館 P52こんな作り込みできるのすごすぎ

Posted by ブクログ

2016/02/21

あんまり頭に入ってこなかったんで、すげー飛ばし読みしてしまった。 でも、いくつか行ってみようと思う美術館は見つかった。

Posted by ブクログ

2013/01/21

足立美術館、大田区立龍子美術館、かみや美術館、何必館・京都現代美術館、浜松市秋野不矩美術館、上田正治写真美術館、小平市平櫛田中彫刻美術館、細見美術館、徳川美術館、真鶴町立中川一政美術館、大津市立三橋節子美術館、玉堂美術館、神戸市立小磯記念美術館、ベルナール・ビュフェ美術館、熊谷守...

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Posted by ブクログ

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