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ほどほどに豊かな社会
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ナカニシヤ出版 |
発売年月日 | 2011/11/01 |
JAN | 9784779506000 |
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ほどほどに豊かな社会
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これからの日本は「ほどほどに豊かな社会」=「経済合理主義を捨て、1~2%の成長でよしとする社会」を目指すべきである。 全体的に述べられている主張自体に関しては、妥当な考え方なのだろうと思う。東日本大震災を契機に、われわれの豊かさというものはより見直されるべき段階へ踏み込んでいる。...
これからの日本は「ほどほどに豊かな社会」=「経済合理主義を捨て、1~2%の成長でよしとする社会」を目指すべきである。 全体的に述べられている主張自体に関しては、妥当な考え方なのだろうと思う。東日本大震災を契機に、われわれの豊かさというものはより見直されるべき段階へ踏み込んでいる。 だが、寧ろここでの議論すべき喫緊の課題とは、「ほどほどに豊かな社会」へ至るまでのプロセスにあるのではないだろうか。 例えば、脱原発を巡る論争は、原発依存からの脱却によって「ほどほどに豊かな社会」の実現を目指すんだ!という主張もある反面で、そこまでの道程が急勾配になりすぎやしないだろうか、という懸念材料もあるのでは。 3.11のような原発事故を目の当たりにした今、われわれには原発を手放す勇気を持つことを迫られているのは確かであるとは思うものの、いきなり手放すのはさすがに現実的ではない。計画停電のような一時的措置ですらあれだけ混乱を招いたのだから、今の生活からいきなり原発を切り離すことで、ああいった状況が日常風景になってしまうリスクを背負うことが、果たして「ほどほどに豊かな社会」に繋がるのだろうか、という疑問はある。 そうした考え方に立つと、既存の最低限の安全性が確保されている原発は稼働させつつ、原発ほどの効率性を持ったものは不可能であっても、代替エネルギーとなるようなものを探して、徐々に原発依存から脱していく道を模索する方法しか、現実的な案はないのではないだろうか。 ほとんど運動していない人が「フルマラソンを走りたい!」という目標を掲げたところで、いきなりトレーニングで42.195km走るのは無謀。まずは短い距離から始めて、身体のペースに合わせてだんだんと距離を伸ばしていき、最終的にフルマラソンの距離まで伸ばしていこう、という中長期的なスパンで描いたトレーニングメニューが一般的なものだ。 それと同様に、「ほどほどに豊かな社会を受け入れなければならない!」という目標を掲げたところで、瞬間的に生活を変えることは無茶な話であり、そこで、<これから「ほどほど」へ向かうにあたり、如何に緩やかな曲線を描きながらソフトに着地していくべきか>という考え方がどうしても必要になってくる。 そのあたりの議論がもっと為されていれば、より興味深く読めたのだが。
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全体に何故かばかにされてる気がする……。国民がもしくは若者が無知だ愚かだというような感じを行間から覚える。個人の感覚に過ぎないけど。わりと当たり前のことばかり書いているからかも。
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似たもの同士の2人対談が一冊の本になった内容なので極端な考えに向かっています 「ほどほどに豊かな社会」・・・この言葉は方向性のひとつとして間違っていないのでしょうがその社会のためなら現在の多くのことを諦めたり捨てるような発想は受け入れられません 対談はお互いの主義主張がぶつか...
似たもの同士の2人対談が一冊の本になった内容なので極端な考えに向かっています 「ほどほどに豊かな社会」・・・この言葉は方向性のひとつとして間違っていないのでしょうがその社会のためなら現在の多くのことを諦めたり捨てるような発想は受け入れられません 対談はお互いの主義主張がぶつかり合わないと危険な結論に向かうのがよくわかりました
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