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少年少女飛行倶楽部 文春文庫

加納朋子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/10/07
JAN 9784167673048

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商品レビュー

3.9

65件のお客様レビュー

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2023/12/24

多少ばかり都合よく運びすぎるけど、そこは青春ど真ん中のストーリーですからねぇ。[more]ピントがずれた感じの部長や部員たちを目の前に、それでも前向きに苦労を買ってしまう海月(みつき)に思わずエールを送りたくなった。 メインキャラそれぞれに、予想通りのところや予想外の一面なんかが...

多少ばかり都合よく運びすぎるけど、そこは青春ど真ん中のストーリーですからねぇ。[more]ピントがずれた感じの部長や部員たちを目の前に、それでも前向きに苦労を買ってしまう海月(みつき)に思わずエールを送りたくなった。 メインキャラそれぞれに、予想通りのところや予想外の一面なんかがあって読んでいて楽しい。それと、お互いに感化されていくふたりがまた可愛らしい。くーちゃんママの天然系キャラもまた笑えるわ。

Posted by ブクログ

2023/10/13

 中学に入学したばかりの佐田みづき(あだ名は、色々あって「くーちゃん」)は、ひょんなことから「飛行クラブ」に入部してしまう。 一、「自分自身が」飛行することを旨とする。 二、「落下」は「飛行」ではない。 三、航空機等での飛行は除外される。 四、究極的には、ピーターパンの飛行を理...

 中学に入学したばかりの佐田みづき(あだ名は、色々あって「くーちゃん」)は、ひょんなことから「飛行クラブ」に入部してしまう。 一、「自分自身が」飛行することを旨とする。 二、「落下」は「飛行」ではない。 三、航空機等での飛行は除外される。 四、究極的には、ピーターパンの飛行を理想とする。 これが飛行クラブの活動趣旨である。解説(金原瑞人さん)を先に読んでみたら冒頭にこう書いてあって、「この本を読もう」と決めた。  だって、どうなってしまうのか気になる。成績ビリの子が東大合格目指すとか、寄せ集めのメンバーで箱根駅伝に出るとか、そういうのはまだなんかどうにか頑張って達成するという感動ストーリーが思い描けなくもないが、ファンタジーでもないのに「ピーターパンの飛行が理想」なんていうとんでもないゴール設定をしてしまって、いったいどういう結末を用意しているのか?  もうひとつ、青春ものが読みたい気分だったというのもある。ここのところ、裏染天馬(高校生)→KZ(小六)と十代の子たちが活躍する小説を読むことが続いたから、この波に乗って中学生の部活ストーリーもいいなと思ったのだ。  果たして読んでみて、大満足。気軽にサクサク読めて面白かった。しっかりものの主人公くーちゃんがクセの強い面々に振り回され全方位にツッコミを入れながらあらゆる物事を回していく。ツッコミキャラとかキレキャラでしかも仕事のできるタイプというのは、一歩間違うとウザキャラになりかねないが、くーちゃんはそうならない。うまく説明できないが、はっきりいって私の大好きなとある友人を彷彿とさせ、ああなんだか彼女っぽい…と思いながら読んだ。くーちゃんを取り巻く女の子友情パートも読み応えあった。  でも一番見ていて面白かったのは二年生で部長の斎藤神(じん)くんかもしれない。色々とコミュニケーション面の問題点はあるが、「部活は全員強制参加、活動内容が内申書にも響く」という学校の窮屈な制度のなか、既存の部活全てに否を突きつけ自分の夢を実現するためにクラブを創設、クラブと認められるための規定の部員数(五人)に満たないまま泰然と一人本を読みながら一年間過ごし切ったこの強さ。序盤のうちは「なんだこの人ぜったいありえん」という印象だったのに、いつの間にか評価爆上がり、青春部活マジックを擬似体験してしまったかもしれない。いや、加納朋子さんマジックなのかな。  どんな結末が待っていたかは…読んでみてのお楽しみ。

Posted by ブクログ

2022/11/29

海月と書いてミズキと読む佐田海月は、親友の樹絵理に「飛行クラブ」なる珍妙な部活に入ろうと誘われる。そのクラブは、樹絵理の一目惚れし、幽霊部員の先輩中村と、謎の気難しい男、神と書いて斎藤ジンの2人のみ。部活の内容は「空を飛ぶこと」もちろん実績はないのだ…。 この作家、なんか失敗し...

海月と書いてミズキと読む佐田海月は、親友の樹絵理に「飛行クラブ」なる珍妙な部活に入ろうと誘われる。そのクラブは、樹絵理の一目惚れし、幽霊部員の先輩中村と、謎の気難しい男、神と書いて斎藤ジンの2人のみ。部活の内容は「空を飛ぶこと」もちろん実績はないのだ…。 この作家、なんか失敗したよなあとずっと避けていたのだが、今検索してみたら読んでいなかった。あの角川ホラーとは違う人だったか。失礼。 おそらく、高校生くらいを読者に想定した青春小説である。自分があるんだかないんだかという主人公、惚れっぽいが流されやすい親友、野球部を休部している人のいい先輩に、誰とでもいつも正面衝突する男、ひとこと話すと突き刺すような嫌味をいう同級生など、薄いキャラクターが強烈なキャラクターに振り回されるという構図で、非常にわかりやすい。 主人公が中学生(表紙だと高校生に見えるよね)ということもあり、アルバイトなどの社会との接点を作れないという制約がありつつ、家庭と学校だけで最後まで書ききったのはなかなかの力技である。 どうやって「飛行活動」を行うのか、それは書いても書かなくても同じだろうが、割愛。 文章は正直なところ瑞々しいというところまで行かず、かなり乱暴な部分があり、4人存在した場面で誰が怒ったのかがわかりにくいなどという部分もある。 それでも中学~高校生ぐらいならフィーリングで理解は出来るだろう。大人にはもうちょっとしがらみだの冒険だのがあったほうが良かったと思いがちだが、よく考えてみれば中学1年だぞ。しがらみや冒険なんて無理だ。

Posted by ブクログ

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