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少年少女飛行倶楽部 の商品レビュー

3.8

65件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2026/04/18

ちょっと物語が読みたいな…ということで手を伸ばしたジュブナイル小説。公立中学1年生の女の子が「飛行クラブ」という謎の部活に出会って…というストーリー。 主人公同様、女子中学生が読み手のストライクゾーンですが、男子中学生が読んでも女子の心の動きを知る契機として良いのではという気がし...

ちょっと物語が読みたいな…ということで手を伸ばしたジュブナイル小説。公立中学1年生の女の子が「飛行クラブ」という謎の部活に出会って…というストーリー。 主人公同様、女子中学生が読み手のストライクゾーンですが、男子中学生が読んでも女子の心の動きを知る契機として良いのではという気がします。あと30年早く読めていたら…(※本著の初出は2009年…)。 私のようなおっさんが読ませていただくのは著者の想定層から外れていたと思いますが、ムンバイへ行く出張の機内で飛行しながら読ませていただきました(笑 1. 安心できるストーリー展開 2. しっかりしろ男子! 1. 安心できるストーリー展開 基本的にはずーっと安心して読める感じで、登場人物はほどほどに良い所もあり、悪い所もあり、そんな中で主人公が折り合いをつけたりツッコミを入れたりしながら物語を前に進めていく…というものです。 同時に、伏線が綺麗に張られているのもあり、この先の展開がうっすら点線かグレーの線で見えるようではありますが、それでも面白く読ませていただきました。 2. しっかりしろ男子! 本著、主人公の主人公らしさで、苦労をしながら障害を乗り越えていく訳ですが、「ちょっと男子しっかりしてよー」的シーンがぽつぽつ。 まぁそういうキャラがいないと物語にならないのですが、主人公と部長の関係性は少々ステレオタイプ的で、男女間の役割を固定しがちな面もありそうだなと…。(素晴らしい丁寧さで各キャラにそれぞれ見せ場があり、全体としては割とフラット?) 大人ももうちょっとしっかりして欲しいキャラが出てくるので、おっさんとしては事情はわかる部分はありつつ、こういうシーンに出くわしたら助けてあげられる存在にならないといけないな、という自戒としたいと思います。 本著の飛行という言葉には、今いる場所から自由になる、という意味が込められているのかなと思いましたが、飛んだその先も大事な話。(私の出張はヘトヘトでした…) それでも、紆余曲折を経て飛んだ経験やそこからの景色。その積み重ねが人間を作っていくのではないかと思います。読了してそんなことをつらつらと思いました。 2時間ほどの空の旅、お時間があればぜひ。

Posted byブクログ

2025/08/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

佐田海月 くーちゃん。中学生。一年一組。樹絵里に誘われてに飛行クラブ」に入部する。 大森樹絵里 ジュジュ。一年一組。海月の幼なじみ。海月とは母親同士の公園デビュー以来の付き合い。一学年上の海星に恋をした。 カミサマ 斎藤神。二年生。飛行クラブの変人部長。 中村海星 飛行クラブと野球部の兼部。副部長。 立木信長 斎藤の担任。飛行クラブの顧問。 校長先生 百ワット電球みたいに光り輝く頭。 矢島先生 まあまあ美人。 イライザ 戸倉良子。海月の隣のクラス。幼なじみ。ものすごく性格が悪い。 るなるな 中居朋。入学式前に高いところから飛び降りた。飛行クラブに入る。高所平気症。 餅田球児 一年三組。飛行クラブに入る。運動神経はないけど気は優しい。 天使 エンゼ。神の三コ上の姉。 星川 カミサマ、海月、イライザがあった職場体験のスーパー星川。

Posted byブクログ

2024/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少年少女飛行倶楽部 あとがきに”底抜けに明るい、青春物語が書きたくなりました。”と書いてあります。 まさにその通りです。加納さんなので、日常の謎を期待していたのですが、ほんとすなおな物語でした。 登場人物の個性以外は。 主人公のクーちゃんは中学一年生。友人のジュエリになんとなく引っ張り込まれた”飛行倶楽部”ですが、持ち前の強い責任感から、様々な試練を乗り越えていきます。いつも辛辣な部長の斉藤先輩、友人の中村先輩、なにごとにも天然キャラの美少女るなるなに、人のゴシップで生きているようなイライザ、いつも影が薄い球児君。そいうったばらばらのベクトルを持っている仲間を少しずつクーちゃんはまとめたり変えたりします。 あと、忘れてはいけないのが、クーちゃんの母堂。とても素敵なお母さんです。 はて、さて、みんなは飛べるのか? それよりも、物語の主題は、成長物語です。 うーん、最近竹蔵 成長していないなあ。 竹蔵

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2023/12/24

多少ばかり都合よく運びすぎるけど、そこは青春ど真ん中のストーリーですからねぇ。[more]ピントがずれた感じの部長や部員たちを目の前に、それでも前向きに苦労を買ってしまう海月(みつき)に思わずエールを送りたくなった。 メインキャラそれぞれに、予想通りのところや予想外の一面なんかが...

多少ばかり都合よく運びすぎるけど、そこは青春ど真ん中のストーリーですからねぇ。[more]ピントがずれた感じの部長や部員たちを目の前に、それでも前向きに苦労を買ってしまう海月(みつき)に思わずエールを送りたくなった。 メインキャラそれぞれに、予想通りのところや予想外の一面なんかがあって読んでいて楽しい。それと、お互いに感化されていくふたりがまた可愛らしい。くーちゃんママの天然系キャラもまた笑えるわ。

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2023/10/13

 中学に入学したばかりの佐田みづき(あだ名は、色々あって「くーちゃん」)は、ひょんなことから「飛行クラブ」に入部してしまう。 一、「自分自身が」飛行することを旨とする。 二、「落下」は「飛行」ではない。 三、航空機等での飛行は除外される。 四、究極的には、ピーターパンの飛行を理...

 中学に入学したばかりの佐田みづき(あだ名は、色々あって「くーちゃん」)は、ひょんなことから「飛行クラブ」に入部してしまう。 一、「自分自身が」飛行することを旨とする。 二、「落下」は「飛行」ではない。 三、航空機等での飛行は除外される。 四、究極的には、ピーターパンの飛行を理想とする。 これが飛行クラブの活動趣旨である。解説(金原瑞人さん)を先に読んでみたら冒頭にこう書いてあって、「この本を読もう」と決めた。  だって、どうなってしまうのか気になる。成績ビリの子が東大合格目指すとか、寄せ集めのメンバーで箱根駅伝に出るとか、そういうのはまだなんかどうにか頑張って達成するという感動ストーリーが思い描けなくもないが、ファンタジーでもないのに「ピーターパンの飛行が理想」なんていうとんでもないゴール設定をしてしまって、いったいどういう結末を用意しているのか?  もうひとつ、青春ものが読みたい気分だったというのもある。ここのところ、裏染天馬(高校生)→KZ(小六)と十代の子たちが活躍する小説を読むことが続いたから、この波に乗って中学生の部活ストーリーもいいなと思ったのだ。  果たして読んでみて、大満足。気軽にサクサク読めて面白かった。しっかりものの主人公くーちゃんがクセの強い面々に振り回され全方位にツッコミを入れながらあらゆる物事を回していく。ツッコミキャラとかキレキャラでしかも仕事のできるタイプというのは、一歩間違うとウザキャラになりかねないが、くーちゃんはそうならない。うまく説明できないが、はっきりいって私の大好きなとある友人を彷彿とさせ、ああなんだか彼女っぽい…と思いながら読んだ。くーちゃんを取り巻く女の子友情パートも読み応えあった。  でも一番見ていて面白かったのは二年生で部長の斎藤神(じん)くんかもしれない。色々とコミュニケーション面の問題点はあるが、「部活は全員強制参加、活動内容が内申書にも響く」という学校の窮屈な制度のなか、既存の部活全てに否を突きつけ自分の夢を実現するためにクラブを創設、クラブと認められるための規定の部員数(五人)に満たないまま泰然と一人本を読みながら一年間過ごし切ったこの強さ。序盤のうちは「なんだこの人ぜったいありえん」という印象だったのに、いつの間にか評価爆上がり、青春部活マジックを擬似体験してしまったかもしれない。いや、加納朋子さんマジックなのかな。  どんな結末が待っていたかは…読んでみてのお楽しみ。

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2022/11/29

海月と書いてミズキと読む佐田海月は、親友の樹絵理に「飛行クラブ」なる珍妙な部活に入ろうと誘われる。そのクラブは、樹絵理の一目惚れし、幽霊部員の先輩中村と、謎の気難しい男、神と書いて斎藤ジンの2人のみ。部活の内容は「空を飛ぶこと」もちろん実績はないのだ…。 この作家、なんか失敗し...

海月と書いてミズキと読む佐田海月は、親友の樹絵理に「飛行クラブ」なる珍妙な部活に入ろうと誘われる。そのクラブは、樹絵理の一目惚れし、幽霊部員の先輩中村と、謎の気難しい男、神と書いて斎藤ジンの2人のみ。部活の内容は「空を飛ぶこと」もちろん実績はないのだ…。 この作家、なんか失敗したよなあとずっと避けていたのだが、今検索してみたら読んでいなかった。あの角川ホラーとは違う人だったか。失礼。 おそらく、高校生くらいを読者に想定した青春小説である。自分があるんだかないんだかという主人公、惚れっぽいが流されやすい親友、野球部を休部している人のいい先輩に、誰とでもいつも正面衝突する男、ひとこと話すと突き刺すような嫌味をいう同級生など、薄いキャラクターが強烈なキャラクターに振り回されるという構図で、非常にわかりやすい。 主人公が中学生(表紙だと高校生に見えるよね)ということもあり、アルバイトなどの社会との接点を作れないという制約がありつつ、家庭と学校だけで最後まで書ききったのはなかなかの力技である。 どうやって「飛行活動」を行うのか、それは書いても書かなくても同じだろうが、割愛。 文章は正直なところ瑞々しいというところまで行かず、かなり乱暴な部分があり、4人存在した場面で誰が怒ったのかがわかりにくいなどという部分もある。 それでも中学~高校生ぐらいならフィーリングで理解は出来るだろう。大人にはもうちょっとしがらみだの冒険だのがあったほうが良かったと思いがちだが、よく考えてみれば中学1年だぞ。しがらみや冒険なんて無理だ。

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2022/08/31

とんでもない性格の登場人物たちばかりで、主人公が可哀想なほど苦労している。しかし、ラストまでの展開は惹きつける構成ですっきりする。中学生から

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2022/07/14

加納朋子さんは日常の謎から青春まで若者を爽やかに描くことに長けている。デビュー作『ななつのこ』で日常の謎に挑み、以降定期的に出される作品はバラエティに富んでいる。 本作は個性的な少年少女が織り成す青春ストーリーで相変わらずの爽やかさだ。書きたかったんだろうなぁと思った。

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2021/11/14

この作者、去年の今頃から読み始め、本棚の縦一列に並ぶように9冊に1冊のペースで読んできて1年経った。 突拍子もないクラブに変わった子ばかりが集まって、最初はどういう話だい?という感じだったが、話が進むに従って少しずつ面白くなってきた。 少年少女向けの微笑ましいお話だが、さすがに...

この作者、去年の今頃から読み始め、本棚の縦一列に並ぶように9冊に1冊のペースで読んできて1年経った。 突拍子もないクラブに変わった子ばかりが集まって、最初はどういう話だい?という感じだったが、話が進むに従って少しずつ面白くなってきた。 少年少女向けの微笑ましいお話だが、さすがにこの作者、ただ飛んだというだけで終わらないところが良かった。 ★は3.5くらい。

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2021/11/01

愉快痛快なんて書くと、怪物くんみたいだが、実際そうなのであって、更に、奇妙キテレツまで加わり、まるで藤子先生を讃える文章みたいになってしまった。が、あながちテイストは間違っていない、と思う。多分。 冒頭の飛行クラブのヤバ・・いや、夢に溢れる内容を読んで、これはどういう方向に話が...

愉快痛快なんて書くと、怪物くんみたいだが、実際そうなのであって、更に、奇妙キテレツまで加わり、まるで藤子先生を讃える文章みたいになってしまった。が、あながちテイストは間違っていない、と思う。多分。 冒頭の飛行クラブのヤバ・・いや、夢に溢れる内容を読んで、これはどういう方向に話がいくのか、逆に好奇心が芽生えたと思ったら、今度はバカ・・いや、個性的な登場人物たちに釘付け。そして、なぜかキラキラネームっぽいのが多い。 巻きこまれ型主人公。くーちゃんこと、佐田海月(みづき) 普段はくーちゃん任せで前に出ないが、恋は別の、ジュジュこと、大森樹絵里(じゅえり) 高所平気症の怖いもの知らず。仲居朋(るなるな) 両親から野球を期待されているが本人は嫌がっている。餅田球児(キュージ) いい人。中村海星(ヒトデ先輩) 飛行クラブ部長。尊大。何様?神様?でおなじみの、斎藤神(ジン) 人の悪口と噂話大好き。イライザこと、戸倉良子 読んでいて、やや現実感に乏しい感はあったが、軽い感じには思わなかった。その理由として、子供と大人の関係性の大切さを書いていることと、ユーモアたっぷりな文章の内に、何か、力技や強引さも厭わない、憑かれたような熱量を感じたこと(そして、加納さんのダジャレが絶好調なこと)。 ああ、これはもうテーマありきなんだなと思っていたら、あとがきで確信しました。意地でも飛びたいんだ。そう、私だって飛びたい。まあ、最後のエピソードは、本当に強引すぎるかなとも思ったが、それくらい何とかしたかった加納さんの思いを、私は感じ取りました。幼心に思ったことと馬鹿にするなかれ。子供は子供なりに、自分らの限界のようなものがある、もどかしさに気付いている。それにそっと手を差し伸べる大人の存在が、子供にとって素晴らしいものになることは、紛うことなき現実感。特に、くーちゃんの母は、その見本みたいな感じで、すごく印象的だった(働きアリのエピソードとか)。 ちなみに、飛ぶ以外でもちゃんと青春しております。恋や友情や親子関係といった大切な要素が。私としては、久々に明るく楽しい物語を読んだ気分ですが、部長やイライザの意外な心の内の思いなどに、それだけではないものも感じて、やっぱり青春っていいなあ、と思わせられるのです。読もうかどうしようか迷ってる方は、清水の舞台から飛び降りるつもりで、是非(飛び降りるじゃ飛んでないか)。

Posted byブクログ