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一手千両 なにわ堂島米合戦 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/10/07 |
JAN | 9784167801533 |
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一手千両
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
面白かった!! 江戸時代のお初天神で起こった心中事件を発端に、 大坂堂島を舞台に、真相を求めて幼馴染たちが奮闘する話です。 ミステリーの要素もありますが、なんといっても米相場! 朝、堂島の市場で相場が始まると、数百人の仲買人たちの声が飛ぶ。 売る時は「やった」、買う時は「とろ...
面白かった!! 江戸時代のお初天神で起こった心中事件を発端に、 大坂堂島を舞台に、真相を求めて幼馴染たちが奮闘する話です。 ミステリーの要素もありますが、なんといっても米相場! 朝、堂島の市場で相場が始まると、数百人の仲買人たちの声が飛ぶ。 売る時は「やった」、買う時は「とろう」と叫ぶ。 売り手は、右手の指を突き立ててかざし左手の指を腹の辺りに。 指はそれぞれ、売値とその数。 対して、買い手は手のひらを自分の方に向けてかき寄せる仕草をする。 買いたい相手がいたらその手首をつかんでもう一方の手を打ちつける。 これで売買成立。 相場がいったん開始されると役人も立ち入れない仲買人だけの世界。 その堂島米市場の一日の始まりから終わりまでの決まり事や、 その市場を支える店や会所や役人などなど。 まるで知らなかった世界でしたが、 市場の様子や仲買人の生活が活き活きと描かれていて、 私自身が売り買いしているような臨場感がありました。 天候などの噂でも上下する相場を相手に、 親店からのプレッシャーを受けながら、 ぎりぎりの勝負を挑む仲買人に、 読んでいるこちら側まで胃が痛くなるようでした。 個人的に馴染みのある堂島が舞台ですし、 本作の冒頭に、 組織化された取引所としては大坂堂島米会所が世界初とあって、 誇らしい気分にもなりましたし。 とにかく、読み応え充分の作品でした。
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岩井さんの本、文庫になったら必ず買うようになった。今回は相場、先物市場がテーマとか。現代でも痛い目にあっている人を何人も見ているだけに・・・・。
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