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あがり 創元日本SF叢書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2011/09/30 |
JAN | 9784488018146 |
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あがり
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商品レビュー
3.5
25件のお客様レビュー
2020.3.31市立図書館 →2020.7.31文庫本購入 「5まで数える」が自分と高2長女にとって「あたり」だったので、芋づる式に読んでみることにした著者のデビュー作を含むSF連作短編集。北の街の大学を舞台に、「(論文を)出すか(学会から追い)出されるか法(=三年以内に論文を...
2020.3.31市立図書館 →2020.7.31文庫本購入 「5まで数える」が自分と高2長女にとって「あたり」だったので、芋づる式に読んでみることにした著者のデビュー作を含むSF連作短編集。北の街の大学を舞台に、「(論文を)出すか(学会から追い)出されるか法(=三年以内に論文を出さないと即クビ)」という架空の法律がいいスパイスになって閉塞感漂う学内各所でくりひろげられるささやかでペーソスあふれる物語たち。文理の違いはあれど私自身大学院までお世話になっただけに、研究室の日常にも、論文が書けるかどうか、研究の世界に残れるかどうかといった不安な心理にも覚えがあり、共感しながら読んだ。巻末に町の地図もあり、学内外にいくつか共通の舞台があったり、別のお話の登場人物が関わってきたりと、読むにつれて北の街の大学とこの世界の住人への親近感が増してくる。理系なのだけれど、人の心の機微がていねいに描かれていて胸にせまってくるもののある作風がいい。 「代書屋ミクラ」と「不可能も裏切りもなく」は論文執筆(アカデミックライティング)入門としてもよくできている。 「あがり」(第一回創元推理SF短編賞受賞作)研究地区(生物学) 「ぼくの手のなかでしずかに」理学部(数学)+医学部 「代書屋ミクラの幸運」文学部(社会学) 「不可能も裏切りもなく」理学部(生物学) 「へむ」(書き下ろし)医学部・付属病院を舞台にした小学生の物語。前日譚風でこれだけやや異色。
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視点がおもしろい。 カタカナ禁止令的なこだわりも読み慣れると不思議な世界観。短編集というより、「ショートショートの長編」みたいな印象を受けました。 出身高校同じ、かつ(同期ではないけど)同世代ってことで、贔屓目に他作品も読んでみたいなと(笑)
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9:女性作家による近未来SF短編集。新人さんで女性でSF(というよりは、理系の作品、というほうがしっくりくるかな)というのはすごく珍しい気がしたので読んでみました。 ちょっとあっさりめだけど、全編通して不思議な静謐さ、切なさがありました。科学という学問が持つ、根本的なおもしろさと...
9:女性作家による近未来SF短編集。新人さんで女性でSF(というよりは、理系の作品、というほうがしっくりくるかな)というのはすごく珍しい気がしたので読んでみました。 ちょっとあっさりめだけど、全編通して不思議な静謐さ、切なさがありました。科学という学問が持つ、根本的なおもしろさと表裏一体の危険性が絶妙なバランスで描かれていて、好きな感じ。 ネタとしてすごく面白い(理解できてるかどうかはともかく)と思うので、もう少しガッツリめの作品だともっと嬉しいかなぁ。
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