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楊逸が読む聊斎志異
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明治書院 |
発売年月日 | 2011/09/29 |
JAN | 9784625664243 |
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楊逸が読む聊斎志異
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商品レビュー
2.5
3件のお客様レビュー
おすすめ資料 第337回 (2016.6.24) 《聊斎志異》は、清代に編纂された、怪異譚の短編集です。 中国人の感性や社会事情を色濃く反映し、数百年に渡って愛読されてきた名著です。 また、短いもので2-3頁、長くても数十頁と読みやすく、全部で400篇以上と作品数も豊富で...
おすすめ資料 第337回 (2016.6.24) 《聊斎志異》は、清代に編纂された、怪異譚の短編集です。 中国人の感性や社会事情を色濃く反映し、数百年に渡って愛読されてきた名著です。 また、短いもので2-3頁、長くても数十頁と読みやすく、全部で400篇以上と作品数も豊富です。 本書ではその中から、厳選された25篇の和訳と、芥川賞作家・楊逸のコラムが楽しめます。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200103604&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200210280&type=CtlgBook 【神戸市外国語大学 図書館Facebookページへ】 https://www.facebook.com/lib.kobe.cufs/posts/1001320139917691
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楊逸さんの本は全部制覇しよう!と読んでみた、が、 これはちょっと… 怪奇ものに興味がないので、せっかく中国の古典の現代語訳も 載せてくれている(それが大半)のに タイクツしてしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
●:引用 ●科挙試験に受かり、妻と竹青との間を自由に行き来し、三人の子どもにも恵まれ、仙人のような暮らしを満喫する原作のストーリーとは大いに異なり、日本的な「平凡が一番幸せ」と中国的な「平凡が一番不幸」とのまさかの両極である。考えさせられるものが多々あった。同じモンゴロイドにルーツを持ち、漢字を使い、仏教と儒教文化に育まれた中国人と日本人、文化同源と言われるが、たくさんの「同」を持っていても、互いに理解しえない「異」にして「異」を乗り越え、うまく付き合っていけるかのヒントが、この「聊斎志異」には少なからず秘められているのではないかと、そんな気がしてならない。読んで愉しんで、本を閉じた後に、ふとした瞬間でも、「中国人って違うんだな」のような興味を覚えていただければ、「聊斎志異」に、もう一つの怪談ならぬ美談が加わることであろう。 日本の昔話では、報恩により嫁さんが来たり、宴会に招かれたり、お宝を手に入れたりする。「聊斎志異」でも報恩による利益はあるが、恩がなくても利益がもたらされる話があった。それはどういった理由によるのか分からないのだが(日中の違い)、羨ましい。 日本でも幽霊が子育てをするという怪談、落語(子育て幽霊、乳房榎)はあるが、生きている者と結婚し、子を産むという話は聞いたことがない。これも中国的発想なのか。
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