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ポーランド孤児・「桜咲く国」がつないだ765人の命
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 現代書館 |
発売年月日 | 2011/09/23 |
JAN | 9784768456668 |
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『また, 桜の国で』(須賀しのぶ 著) を読み、1920年~22年の日本のポ-ランド孤児救済の経緯を探ってみました。▷日本政府・外務省はポーランドを追われたシベリア孤児の存在に深い同情を示すも、日本軍のシベリア出兵による戦費捻出に喘いでおり、孤児救済の予算的余裕がなかった。▷シベ...
『また, 桜の国で』(須賀しのぶ 著) を読み、1920年~22年の日本のポ-ランド孤児救済の経緯を探ってみました。▷日本政府・外務省はポーランドを追われたシベリア孤児の存在に深い同情を示すも、日本軍のシベリア出兵による戦費捻出に喘いでおり、孤児救済の予算的余裕がなかった。▷シベリア出兵に対する内外の批判をかわすため、日本赤十字社に救援事業を委嘱した。▷コルベ神父が長崎で布教のため来日(1930年~36年)したきっかけは、ポ-ランド孤児救済の報恩にあった。▷元孤児たちは、ナチス占領軍と果敢に戦っている。
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ポーランド孤児・「桜咲く国」がつないだ765人の命。山田邦紀先生。第1次世界大戦後に日本が当時のポーランド孤児に救いの手を差し伸べていただなんて知りませんでした。このような孤児を生み出す戦争は絶対になくさなくてはいけません。
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今から約九十年前、ロシアでの戦争のさなか孤児となったポーランドの子供たちがいた。自国民を助けようと立ち上がったポーランド救済委員会は孤児となった子供たちの救済のを各国に求めたがその要請に応じたのは日本だけだった。 1920年~22年にかけて700余名の在ロシアポーランド孤児が日...
今から約九十年前、ロシアでの戦争のさなか孤児となったポーランドの子供たちがいた。自国民を助けようと立ち上がったポーランド救済委員会は孤児となった子供たちの救済のを各国に求めたがその要請に応じたのは日本だけだった。 1920年~22年にかけて700余名の在ロシアポーランド孤児が日本を経由して祖国へと旅立っていった。この日本ではほとんど知られていない史実を描いています。 冒頭からのしばらくはロシアでポーランド孤児が生まれた歴史的背景が細かすぎるぐらいに描かれているので少々冗長な感じと思えるが、孤児を理解するためには必要だと思う。 その後本題である孤児の救済の状況へと移り、ロシアからの輸送、日本滞在中の国民諸氏の手厚いもてなしの様子などがえがかれてくる。 後半は孤児たちが過ごしたその後の人生へと進んでくるのだが、最後、高齢となった孤児の代表の方々がポーランドを訪問した天皇陛下と謁見する話のところは涙をこらえきれないものがある。 本書は戦災孤児救出ということでつながった日本とポーランド両国間の絆をその歴史的要因から救済の実態、その後の孤児たちと日本との関わりまでも精緻に描ききったこれ以上ない秀作だと思います。
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