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メジャー級アメリカ経済学に挑んで 学究生活50年の軌跡
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本評論社 |
| 発売年月日 | 2011/09/22 |
| JAN | 9784535556553 |
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メジャー級アメリカ経済学に挑んで
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サミュエルソンに師事した著者の50年に渡る学究生活の軌跡。1950年代後半、既に経済学の領域で世界一の水準にあった米国に渡り、Ph.D. in Economicsを取得、その後、米国の有名大学で教授職に就くとともに、米国経済学会の一線級の学者として活躍した著者の半生は、あたかも、...
サミュエルソンに師事した著者の50年に渡る学究生活の軌跡。1950年代後半、既に経済学の領域で世界一の水準にあった米国に渡り、Ph.D. in Economicsを取得、その後、米国の有名大学で教授職に就くとともに、米国経済学会の一線級の学者として活躍した著者の半生は、あたかも、日本のプロ野球選手がメジャーリーグを目指して渡米する姿と似ている。 特に第1部が興味深い。戦後の経済学の歴史は、ゲーム理論化の流れと動学最適化にあるとされるが、著者は学部時代(1950年代始め)に既に学術誌で論文を発表し、数理経済学への転換を意識していた。その頃から目は米国に向いていたのだろう。 ノーベル経済学賞にまつわるエピソード、特に政治的配慮による受賞者の決定などの裏話も(真偽は別としても)面白い。また、米国大学の経営におけるビジネススクールやロースクールの役割として、これらの稼ぎセクターから、金食いセクターへの分配を行うことで質の高い学問の存続を図るといった実情も、日本の大学の事情とは大きく異なり興味深い。 第2部の『ケインジアン vs. マネタリスト』では、InvolvmentとCommitmentの文化的相違はなかなか面白い。また、経済政策と政党、米国経済学界との関連も興味深い。
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