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数学で未来を予測する ギャンブルから経済まで PHPサイエンス・ワールド新書
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数学で未来を予測する ギャンブルから経済まで PHPサイエンス・ワールド新書

野崎昭弘【著】

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数学で未来を予測する ギャンブルから経済まで PHPサイエンス・ワールド新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2011/09/20
JAN 9784569795546

数学で未来を予測する

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商品レビュー

2.8

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2024/02/16

770 野崎昭弘 1936年横浜市生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学院数物系研究科修士課程修了。電電公社(現NTT)電気通信研究所、東京大学教養学部、同理学部、山梨大学工学部、国際基督教大学教養学部、大妻女子大学社会情報学部、サイバー大学IT総合学部などに在職。大妻女子大...

770 野崎昭弘 1936年横浜市生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学院数物系研究科修士課程修了。電電公社(現NTT)電気通信研究所、東京大学教養学部、同理学部、山梨大学工学部、国際基督教大学教養学部、大妻女子大学社会情報学部、サイバー大学IT総合学部などに在職。大妻女子大学名誉教授。専門はアルゴリズム理論、多値論理学、数学教育 なお、コンピュータは、人間のように「音楽を聴きながら本を読む」というような器用なことはできないので、「一時に1つの基本ステップしか実行できない」、専門用語で言えば「 逐次制御方式」に従っている。しかしそのスピードはすさまじく、この原稿を書いている2011年6月の時点で世界最速のコンピュータ・システム、理化学研究所が富士通と共同開発した「 京」は、1秒間に8162兆回の演算をやってのけるという。だから「ありとあらゆる場合を調べつくす」というタイプの問題には、人間より桁違いに強くて、私にはむずかしすぎてとてもやる気が起こらない「世界一むずかしい(と称する)数独の問題」でも、私のパソコンがあっという間に解いてしまう。 その点をからかって「数学は乙女のように清らかだ。だから子どもを産まない」と言ったのは 20 世紀のアインシュタインである。  しかし 17 世紀のガリレイが「自然は数学の言葉で書かれている」と言ったように、清らかな数学的理論が、ふしぎなくらい現実世界によくあてはまり、有効に役立った(今でも役立っている)のだから、おもしろいものである。 そのさらに1000年以上の後、ユークリッドの公理が「現実の宇宙空間に、ほんとうにあてはまるのか」を 問題として 取り上げる人が現れた。 18 ~ 19 世紀のドイツの大数学者ガウスである。彼はハノーヴァーで大規模な測量に携わったとき、山の頂を結ぶ巨大な三角形の内角の和が「ほんとうに2直角になるか」を調べたのである。実際の測量には誤差がつきものなので、測定された内角の和は「ぴったり2直角」にはならないが、もしそのずれが、当時の測定誤差の範囲を越えていれば、「現実の空間には、ユークリッドの公理系はあてはまらない」とわかったことになる。 「この方式に従って ければ、必ずもうかる」という必勝法は、私は存在しないと確信している。 そもそもギャンブルの楽しみは、ひとつは「ソンをするかもしれない」というスリルであり、それがあるからこそ「当たった!」ときは、それこそ天にも昇る喜びを感じられるのである。その快感を一度でも味わうと、何回ソンをしてもその喜びが忘れられず、ギャンブルの深みにハマってゆく人もいる。 数学的な必勝法があるのなら、多くのカジノがとっくにつぶれている。

Posted by ブクログ

2020/09/22

統計学について興味が出てきたところ、目に付いたので読んだ。 はじめの方は面白い話も多かったが、次第にコラムと称して数式を載せただけのページが増えて読むのに苦労した。 「標準偏差」の説明が全くないにも関わらず「大事なキーワード」としているところがあり、困惑した。大事なキーワードなら...

統計学について興味が出てきたところ、目に付いたので読んだ。 はじめの方は面白い話も多かったが、次第にコラムと称して数式を載せただけのページが増えて読むのに苦労した。 「標準偏差」の説明が全くないにも関わらず「大事なキーワード」としているところがあり、困惑した。大事なキーワードなら初歩から説明してほしかった。 そのくせ著者の人を見下した冗談や雑談は頻繁に登場する。ここが一番好みじゃなかった。 この本に興味を持つ層が本文中の内容だけで理解するのは難しいだろう。しかし内容を苦もなく理解できる層は、この本を手に取らないのではと思う。どこへアプローチしたかったのか不明な本だった。

Posted by ブクログ

2017/02/27

当たり前なことが多すぎて面白くない。面白かった部分はギャンブルの確率論。掛け金を倍掛けしていくことで確実に儲かる、マルチンゲール法と、確率1/2の賭けに2の乗数ずつ賭け金が出ることで期待値が無限大になる、ペテルスブルグのパラドックス。どちらも数学的には儲かるが、時間とお金が無制限...

当たり前なことが多すぎて面白くない。面白かった部分はギャンブルの確率論。掛け金を倍掛けしていくことで確実に儲かる、マルチンゲール法と、確率1/2の賭けに2の乗数ずつ賭け金が出ることで期待値が無限大になる、ペテルスブルグのパラドックス。どちらも数学的には儲かるが、時間とお金が無制限にないといけない。

Posted by ブクログ

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