商品レビュー
3.9
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
隠れた脳 ―好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学 著者はサイエンスライター。人が進化の過程で獲得してきた脳の機能の中には様々なバイアスが存在することを各種の実験結果や実際にあった事件を元に論証していきます。 取り上げられているものの一部は、比較的害の少ないもの、たとえば発音しやすい会社の株の方がそうでない会社より株価が高くなることや無意識の印象で人の好き嫌いを判断していることから始まり、大きな社会的な影響がある事例、たとえば人は親密な小集団から仲間はずれにされないために自爆テロをも実行してしまうことや、一匹の犬、一人の少年を助けるために多くの労をいとわない人が大量虐殺に無関心でいられること、自分と共通のアイデンティティを持つ集団に属したいという無意識の行動が人種差別や性差別を生んでいることなどの実例が様々な実験結果や事件によって説明されていきます。 恐ろしいことは、そういった無意識のバイアスによって起きる様々な社会問題や悲劇に人は気づかないこと。。。 著者は理性や論理によって無意識のバイアスを修正することが唯一人にできることであると結論していますが、そのためにも、無意識のバイアスが存在することを多くの人に知ってもらうことが有効です。 ご一読をお奨めします。 竹蔵
Posted by 
人の行動は「自分で」考えているものではない。 自分の行動も「無意識に」行っているものが多い。 理性だけがバイアスを防げる唯一の手段である。 これを知れたのは大きい。 より判断を誤らないために。
Posted by 
人間の脳は原始時代のままなので、現代の技術や社会に対応できていなくてミスマッチが起こるというのが面白い。無意識の部分こそ重要と気付かされた。
Posted by 