隠れた脳 の商品レビュー
人間の脳は原始時代のままなので、現代の技術や社会に対応できていなくてミスマッチが起こるというのが面白い。無意識の部分こそ重要と気付かされた。
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無意識のバイアスが人間の行動にどういう変化を与えているか面白く説明されている。トランスジェンダーの研究者が性別を変えた前後でまわりの反応が大きく代わったという話が衝撃的だった。FtM(女性から男性)の場合、物事がやりやすくなったのに対して、MtF(男性から女性)の場合、研究にやじ...
無意識のバイアスが人間の行動にどういう変化を与えているか面白く説明されている。トランスジェンダーの研究者が性別を変えた前後でまわりの反応が大きく代わったという話が衝撃的だった。FtM(女性から男性)の場合、物事がやりやすくなったのに対して、MtF(男性から女性)の場合、研究にやじを飛ばされることが多くなったり研究費が少なくなった等のデータは衝撃的だ。 一部、データの解釈に偏りがあるように思える箇所もあった。例えばオフィスに置いてある無人のミルク販売機の値段表の写真が花の場合と人間の目である場合とで実際に料金箱に入っていた金額に差があったという実験(人間の目の場合のほうがミルク代がちゃんと支払われていた)で、値段表の写真の変更に気づいた人は「ひとりも」いなかったという結論だったが、実際は金額を少なく払った人が、その事実が気まずくて、気づいていた事実を認めなかったためではないか、など。 それを差し引いても4章、5章、6章はとても興味深かった。
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色んなバイアスについて書かれた本。文化のバイアスで、バイアスが社会の見方や判断を形成し始めるのは幼児期という実験の話が特に面白かった。
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ざっと読み。 望遠鏡効果。 毎年とんでもない数のペットが殺処分されているのになぜ悲劇の一匹の子犬には同情と金が集まるのか。 なぜ稀な障害を持った子供に多くの金が集まる一方、年間中絶件数はとんでもない数なのか。 後ほど再読のこと。
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とても面白い。人間は隠れた脳(バイアス)により無意識下にあらゆる判断、選択を行ってしまう。脳関連の本は好きでよく読むので内容的には特別目新しさはないけど、実例の話が非常に興味深く読んでいて引き込まれます。これは良書ですね。自分でしているつもりの選択がいかに曖昧なものかがよくわかり...
とても面白い。人間は隠れた脳(バイアス)により無意識下にあらゆる判断、選択を行ってしまう。脳関連の本は好きでよく読むので内容的には特別目新しさはないけど、実例の話が非常に興味深く読んでいて引き込まれます。これは良書ですね。自分でしているつもりの選択がいかに曖昧なものかがよくわかります。
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第1章 自分の脳にだまされる 第2章 相手への評価は無意識に決めている 第3章 道徳は隠れた脳が司る 第4章 思わず知らず偏見は忍び入る 第5章 男と女は入れ代わらなければわからない 第6章 なぜ災害時に対応を誤るのか? 第7章 “トンネル”にはまるひとたち 第8章 一匹の犬が多...
第1章 自分の脳にだまされる 第2章 相手への評価は無意識に決めている 第3章 道徳は隠れた脳が司る 第4章 思わず知らず偏見は忍び入る 第5章 男と女は入れ代わらなければわからない 第6章 なぜ災害時に対応を誤るのか? 第7章 “トンネル”にはまるひとたち 第8章 一匹の犬が多数の犠牲者より同情を集めるわけ
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ワシントン・ポスト紙のサイエンス・ライターが書いたバイアス入門。認知科学の手引書としても秀逸。自由意志の問題にメスを入れる科学の手さばきが実に鮮やかだ。暗い表紙がよくないが内容は文句なし。その上廉価。今時、ハードカバーで1000円台というのは価格破壊に近い。 http://ses...
ワシントン・ポスト紙のサイエンス・ライターが書いたバイアス入門。認知科学の手引書としても秀逸。自由意志の問題にメスを入れる科学の手さばきが実に鮮やかだ。暗い表紙がよくないが内容は文句なし。その上廉価。今時、ハードカバーで1000円台というのは価格破壊に近い。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/02/blog-post_4801.html
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人間の無意識下での脳の判断について書いた本。 我々は無意識のうちに差別的な考えをしているらしい。 脳に興味がある人にお勧めする。
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人間はみんな隠れた脳に支配されているんですよ・・・ アタイがこんなクソカスダメ人間なのも隠れた脳のせいに違いあるまい! くそっ!隠れた脳め!!卑怯だぞ!!隠れずに出て来い!! (本当に読んだのか疑われるような酷いレビュー)
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科学ジャーナリストだけあって興味深い実例が集められている。バイアスの研究を紹介しながら、実例をうまく適用させて説明している。この本を読んで、卒論にバイアスを研究するという学生が出てくる可能性はある。あるいは、何も決まらない学生にこの本を読ませることで卒論のテーマを決める方向に向け...
科学ジャーナリストだけあって興味深い実例が集められている。バイアスの研究を紹介しながら、実例をうまく適用させて説明している。この本を読んで、卒論にバイアスを研究するという学生が出てくる可能性はある。あるいは、何も決まらない学生にこの本を読ませることで卒論のテーマを決める方向に向けることが出来るであろう。
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