森の音を聞いてごらん ダヤンの絵本

池田あきこ【著】

• 販売会社／発売会社: 白泉社
• 発売年月日: 2011/09/15
• JAN: 9784592732655

商品レビュー

2025/06/02

池田あきこさんの絵本ですね。
人気シリーズ『ねこのダヤン』の絵本です。
池田あきこさん（1950年、東京生まれ）
絵本作家、エッセイスト、童話作家、画家。『わちふぃーるど』の経営者。
『河口湖木の花美術館』（わちふぃーるど）の不思議な世界を五感で楽しむ美術館の主催者。

　「ダヤーン」
　おや？　バニラと一緒にやってくる
　すきとおったものは　なんでしょう。

　「わたしはシルフ。
　　アルス生まれの風の精です。
　　ダヤン、あなたを　お誕生日のお祝いに
　　アルスの森に　ごしょうたいするために
　　やってきました。
　　この　おじょうさんと　一緒にね」

　シルフがいいおわると　あたりは
　ミルク色の霧に　つつまれていきました。

　深い霧が　はれてくると、思いがけない光景が
　広がっていました。
　「やあ、ちびちゃんたち。
　　ボルネオの熱帯雨林へようこそ」

　ボルネオの熱帯雨林の紹介を兼ねて、こねこのダヤンとバニラの冒険の始まりです♪

　「この銛に生きるものは　みんな森に
　　生かされているんだ」

　池田あきこさんの『ボルネオの森を守ろう』で、「私がこの本を描いたのは熱帯雨林がどんなにすてきかを伝えたいのと、その森がなくなっていくのを知ってもらいたかったからです。」と、綴られています。

　池田あきこさんの美しい現実のボルネオの熱帯雨林の絵が、ダヤンを通して描かれいるのに、魅せられますね。

　ダヤンシリーズは、面白さとメルヘンに、自然保護のメッセージが込められています。
　『わちふぃーるど』、ちょっと興味が湧いてきました(=^ェ^=)

2024/06/23

熱帯雨林の保護を描いた絵本。様々な動物たちが綺麗に描かれています。ただ子供にとってはニンゲンの森の意味など分からないようで理解するには、それなりに環境問題の知識が必要かなと思います。

2023/07/10

原画展を観てきたばかりです。ボルネオの熱帯雨林の豊かさ、美しさ、大切さが伝わります。「生かされている」ことを噛みしめたいですね。