ミレニアム1(上) ドラゴン・タトゥーの女 ハヤカワ・ミステリ文庫

スティーグラーソン【著】, ヘレンハルメ美穂, 岩澤雅利【訳】

• 販売会社／発売会社: 早川書房
• 発売年月日: 2011/09/09
• JAN: 9784151792519

商品レビュー

2025/02/07

Audibleにて。北欧ミステリー初読み。
杉江松恋さんの『マストリード100』にも載ってるし、Audibleでも何度も「あなたにおすすめ」と出てくる。そんなにすすめられたら読むしかない。

でも全然引き込まれず、今までに途中で2回挫折してやめていた。
レビューを見ると、最初は読みにくいけど我慢して読むと没頭するほど面白くなると書いてある。
これを信じて3回目の挑戦。

リスベットという女性が出てきたところから本当に信じられないほど一気に面白くなった。
感情表現が乏しく、鼻と眉にピアスを付けドラゴンなどのタトゥーのある、少年のようなリスベットは色々な能力がずば抜けて高い。
媚びずに自立していてすこぶる強い！

女性への性暴力など苦手なシーンもあるけど、それ以上にやられたら倍返しのリスベットの活躍にスッキリする。

スウェーデンの経済界の問題、女性への暴力問題、失踪事件の犯人捜しなど、章が進むごとにテーマがどんどん広がっていく。

『下』に進みます。

2025/01/15

　導入部からミステリアスな作品。人物関係も複雑で、読んでいてストーリーに引き込まれた。
　文体からは、冷静に物事を描写している感じを受けた。これが更に、ミステリアスな雰囲気を醸し出しているのかもしれない。

2024/08/31

後輩に貸してもらって読み始めた。
前半の設定説明が単調で興味が持てずに挫折しかけるが、後半に入ると全体像が見え始めてストーリーに入り込めるようになった。
借りたものでなければ、間違いなく最初の30ページを越えられなかっただろう。
そこからは少しずつ面白さが見え始めた。下巻に期待。