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実存と構造 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2011/09/16 |
JAN | 9784087206104 |
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商品レビュー
3.5
12件のお客様レビュー
実存と構造について説得的な解説がなされているというよりはどちらかというと文学の本で、前半は面白かったが、後半はノーベル賞作家の話ばかりぐだぐだしているいわゆる文学にありがちな権威主義の生き写しのような本だった。この本に限らず、「そろそろ、やめませんか。ノーベル賞の話するの。」と私...
実存と構造について説得的な解説がなされているというよりはどちらかというと文学の本で、前半は面白かったが、後半はノーベル賞作家の話ばかりぐだぐだしているいわゆる文学にありがちな権威主義の生き写しのような本だった。この本に限らず、「そろそろ、やめませんか。ノーベル賞の話するの。」と私はずっと思っている。この手の構造主義と実存主義に関する論考はもうほぼほぼ出尽くしていて、やり尽くされているので、ブッカー賞作家の話とか、もっと独特の権威主義の匂いのない文学観が読みたかったなぁ。文学や実存主義・構造主義の入門書としては申し分ないと思う。ただ、中世の農民受けしたファンタジー主流の文学観についてちらっと触れているので、こんにちのナーロッパ趨勢の文学観やトルーキンの存在などを絡めた包括的な話との関連で読むと、また新しい視点にはなると思う。そういう意味では「つまらない本」だが取りようによってはなろうと実存主義の歴史をも包括し得る可能性を秘めたポテンシャルのある本のように感じた。加えて、志賀直哉の『暗夜行路』に構造主義を見出していたのは面白いと思った。
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終盤は様々な文学に実存と構造を説明しており、そのあたりの知識の乏しい自分としては実感は薄かった。 この前提を持った上で色々な文学や歴史に触れてみると、楽しめるかもしれない。
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20世紀の思想界を席巻した実存主義と構造主義の考え方を平易に紹介するとともに、戦後の日本文学のなかでこれらの思想がどのように受容されているのかを論じた本です。 著者は、実存の病に苦しんでいる人間にとって、みずからの抱えている問題がこれまでいくどとなく繰り返されてきた構造の反復で...
20世紀の思想界を席巻した実存主義と構造主義の考え方を平易に紹介するとともに、戦後の日本文学のなかでこれらの思想がどのように受容されているのかを論じた本です。 著者は、実存の病に苦しんでいる人間にとって、みずからの抱えている問題がこれまでいくどとなく繰り返されてきた構造の反復であることが「救済」になりうると主張します。そのうえで、大江健三郎と中上健次の作品をとりあげ、彼らが戦後の日本文学にもたらしたものについて考察が展開されています。とくに著者は、大江の『万延元年のフットボール』や中上の『枯木灘』『千年の愉楽』に注目し、そこで反復する物語の構造を自覚的に作品のうちに取り入れることで、戦後の日本文学が直面していた「実存」という袋小路からの解放が示されていると論じています。
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