- 中古
- 書籍
- 書籍
ウェザー・オブ・ザ・フューチャー 気候変動は世界をどう変えるか
定価 ¥2,750
385円 定価より2,365円(86%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | シーエムシー出版 |
発売年月日 | 2011/09/03 |
JAN | 9784781303376 |
- 書籍
- 書籍
ウェザー・オブ・ザ・フューチャー
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ウェザー・オブ・ザ・フューチャー
¥385
在庫なし
商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2011年刊行。非営利報道・調査機関クライメート・セントラルCEOが地球温暖化問題の主因をCO2とし、世界各地の状況・将来予測をレポートする。本書とは異なり、個人的には、CO2も温暖化の一因だが、他の要因(森林伐採・都市化等)も併せ地球の温度上昇に伴って発生した”水蒸気”が温暖化を一層促進していると推測している。が、CO2がこのまま増加してよいわけではない。水俣病ではないが、原因が特定されてからでは遅いことがあるからだ。また、短期的なCO2の増加は否定できないところ、急激な環境変化が善とはいえないだろう。 本書で対象となる地域は、①アフリカ・サヘル地域(北緯10度近辺)、②豪州グレートバリアリーフ、③加州セントラルバレー、④北極圏カナダ(イヌイット)、⑤北極圏グリーンランド、⑥バングラデシュ・ダッカ、⑦ニューヨーク市 なお、メタンがCO2以上の温室効果ガスであることは、知っておくべきことだ。しかも、日本近海に多く埋蔵されているメタンハイドレードからの天然ガス採掘により、メタン放出を伴うようだ。ならば、これらの採掘を何ら問題のないものとして進めようとする動きを、何の検証・検討もなく是とすることはできないであろう。さらに、都市化の問題に関し、①屋上緑化・冷却、②建物単位での電力供給(建物屋上を太陽電池パネルで埋め尽くす)点が参考になる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 最近の猛暑、豪雨。 私たちは地球温暖化の影響を目撃しているのかも知れません。 私たちが猛暑による熱中症や豪雨による水害に悩まされているように、世界中で気候変動は人々の生活に大きなストレスをかけています。 アメリカで最も有名な元・ウェザーチャンネル所属の気候学者が、世界の7つの地域が直面している気候変動とそれが人々の生活にどのように影響を与えるかについて、気候モデルによるシミュレーションと綿密な取材をもとに鮮やかに描き上げます。 [ 目次 ] はじめに 未来の天気 第1部 気象と気候(気候と気象をつなぐもの;過去の気候変動;予測の科学;異常気象の「現場検証」と四〇年予報) 第2部 未来の天気(アフリカ・サヘル地域;オーストラリア・グレートバリアリーフ;カリフォルニア州セントラルバレー;北極圏1:カナダ、イヌイット・ヌナート;北極圏2:グリーンランド;バングラデシュ・ダッカ;ニューヨーク州ニューヨーク市) エピローグ 一兆トンの二酸化炭素 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
Posted by
地球の温暖化の現状と今後の気候についての本。氷河期には海水面は現在より120メートルも低かったとか、現在の二酸化炭素濃度は過去80万年で一番高いレベルにあるなどの興味深い分析がある。そして、気象予報官の明日の天気予報を信じるなら、国の気象学研究所の将来予測も信用すべきで、なんらか...
地球の温暖化の現状と今後の気候についての本。氷河期には海水面は現在より120メートルも低かったとか、現在の二酸化炭素濃度は過去80万年で一番高いレベルにあるなどの興味深い分析がある。そして、気象予報官の明日の天気予報を信じるなら、国の気象学研究所の将来予測も信用すべきで、なんらかの行動を起すべきだと説いている。 後半では、気象変動の影響を受けやすい地域の近未来を予想している。世界最大の珊瑚礁であるオーストラリアのグレートバリアリーフは海水温と酸性度の上昇で、2040年までに死滅する可能性を論じている。北極圏では海氷や氷床の融解が進んでいる。永久凍土内でメタンハイドレードが安定を失って、温室効果が非常に高いメタンガスを放出する恐ろしいシナリオもあるが、同じような変化は6億3500万年前にもあったらしい。氷が解けて北極海を船が航行できるようになると、海が汚染され漁業資源が打撃を受ける事を想定している。バングラデシュでは、洪水と海水面の上昇で国土の多くを失うとしている。海面上昇では、河川への塩分侵入が起こり、農業へのダメージが大きいと予想している。洪水の原因は、ヒマラヤの氷河が溶けることだが、溶けた後は干ばつが待っていることになり、水をめぐってのインドとパキスタンの摩擦を心配している。インドはバングラデシュからの移民にも苦しむとしており、気象問題が政治問題に発展することを危惧している。最後に、ニューヨークは、温暖化が進むと電力や下水道などのインフラが耐えられないのではないかと予想している。
Posted by