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ぜんぶの後に残るもの
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/08/31 |
JAN | 9784103256229 |
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ぜんぶの後に残るもの
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商品レビュー
3.5
39件のお客様レビュー
缶詰部屋は保養所のようなところだったり、会社の中にちょっとした監獄のような部屋を確保していたり、版元によってそれぞれ −新潮社 神楽坂ある「新潮社クラブ」という二階建ての一軒家 すごく美味しい朝食が出ると噂 ここにいるすべての人に必ずや生まれた時というものがあったのだと思えば憂...
缶詰部屋は保養所のようなところだったり、会社の中にちょっとした監獄のような部屋を確保していたり、版元によってそれぞれ −新潮社 神楽坂ある「新潮社クラブ」という二階建ての一軒家 すごく美味しい朝食が出ると噂 ここにいるすべての人に必ずや生まれた時というものがあったのだと思えば憂鬱で −本当だ、そう考えると憂鬱 「お誕生日おめでとう」 「1年間、無事に生きられたことにおめでとう」 会ったこともないのに、親友の死に関する記述に泣きそうになった。 数えることに意味はなくても、33回目の、秋だった。優しくて、弱くて優しい、 一緒に学んで、ありとあらゆる話をしたはずなのに、すべての季節を何度も歩いたはずなのに、彼が好きだった季節はいつだったのか、わたしにはどうしても、思いだせない。
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以前も書いたことがあったと思うけど、川上未映子さんのタイトルのつけ方が大好き。 「ぜんぶの後に残るもの」。 いいよね。 うんうん、と共感する場面も、着眼点の鋭さにハッとさせられる部分もたーくさんあったけど、ちょこちょこスキマ時間に読んだので結構忘れてしまっている。 P.81 ...
以前も書いたことがあったと思うけど、川上未映子さんのタイトルのつけ方が大好き。 「ぜんぶの後に残るもの」。 いいよね。 うんうん、と共感する場面も、着眼点の鋭さにハッとさせられる部分もたーくさんあったけど、ちょこちょこスキマ時間に読んだので結構忘れてしまっている。 P.81 唇ちょっと赤いのか 川上弘美さんの「センセイの鞄」から派生したエッセイ。この人のことも私は結構好きなんだけど、また再読したくなった。すごく。 P.112 プールで響き渡るもの (略)なんというか母がこれもう、水中から胸が1mは優に上がってるのではないのというくらいの極上としかいいようのないバタフライで、鷲の羽のような水しぶきを建てながらばっさばっさこちらへ向かってくるではないか。ヒイ!とみじかく声をあげたわたしは、予想もしなかった母の勇姿に見とれ、あ…みたいな感じになって、そうするうちにもまさかのオールバタフライという吉永小百合さんも驚きの展開で母はがんがん近づいてくる。そしてわたしが立っている終点まで来るとなんかプロっぽい感じでいったん水のなかに溜める感じで深く潜るのだった。 「うっまいやん!」と半ば照れ隠し&大阪のツッコミの感じで母の水泳帽の横をパーンとはたいたら、その音はプール的に甲高く特徴的に響き渡り、そしてよくみるとそれは母ではない別のご婦人で、わたしはヒイ!と声をあげ「ミエちゃーん、いくよお」の呑気な声が逆サイドから聞こえるなか、プールのなかで跳ね上がって土下座したのだった。 P.147 「字」の国の人だもの 有名人のサインに惚れ惚れしてしまうの、わかる~となった。壁がサインで敷き詰められたラーメン屋さんなどに行くと、延々ときょろきょろして、それが誰のものであるのか、解読しようとしてしまう。 P.150 一夜漬けの本気 これも共感しまくったのだけれど、なぜ女子はある一定の年齢になると丸文字に憧れ始めるのか。 小学校低学年の頃は書道を習っていたので、割と綺麗な文字が書けたのだけど、5年生くらいになると角の取れた丸い文字を書くことに傾倒し、おかげで自分の文字が著しく退化してしまったというのがあった。 中学2,3年でようやく大人っぽい文字に憧れるようになったのだけど、これが元のようになかなか書けない。文字だけで頭が良く見られたい。
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川上未映子さんの本はもともとすごく好きだけど、エッセイになると、小説よりも読みやすく、文がするすると頭に入っていく感覚がとても好きです。普段感じている漠然とした気持ちを、言語化してくれていて、割とさらりと読めました。考えさせられるところがあるかと思えば、くすりと笑ってしまうところ...
川上未映子さんの本はもともとすごく好きだけど、エッセイになると、小説よりも読みやすく、文がするすると頭に入っていく感覚がとても好きです。普段感じている漠然とした気持ちを、言語化してくれていて、割とさらりと読めました。考えさせられるところがあるかと思えば、くすりと笑ってしまうところもあり、とても面白かったです。
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