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「作りすぎ」が日本の農業をダメにする
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「作りすぎ」が日本の農業をダメにする

川島博之【著】

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「作りすぎ」が日本の農業をダメにする

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2011/08/26
JAN 9784532354770

「作りすぎ」が日本の農業をダメにする

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商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2018/10/07

「作りすぎ」と指摘されれば「確かに」と感じる。スーパーマーケットには食品が満ち溢れ、コンビニ等でも賞味期限切れの弁当を廃棄する食品ロスに痛痒を感じない。家庭の冷蔵庫には野菜が傷むまで放置され捨てられてしまう。フランスのように農業従事者が少なくなり、農地が集約化されて効率的な農業に...

「作りすぎ」と指摘されれば「確かに」と感じる。スーパーマーケットには食品が満ち溢れ、コンビニ等でも賞味期限切れの弁当を廃棄する食品ロスに痛痒を感じない。家庭の冷蔵庫には野菜が傷むまで放置され捨てられてしまう。フランスのように農業従事者が少なくなり、農地が集約化されて効率的な農業になるには、現在の農家の土地所有に対する呪縛を解くという難題が立ち塞がる。国内の生産と、海外からの輸入のバランスを考えた食の安全保障の難しさを感じた。

Posted by ブクログ

2017/01/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

農水省農業環境技術研究所の勤務歴ある著者(現東大大学院准教授)が、データをもとに現代農業の本質を解明しようとする。農協、三ちゃん農業、非効率的な米作の問題点は、著者指摘のとおり(あまり新味はない)。が、その処方箋は一風変わっている。「輸入自由化を認める一方、省力化・大規模化(農村人口の減少・地方衰退の容認)による国内競争力強化と、大規模土地集積が不要な野菜等の国際競争力を高めて輸出産業化する」見解。ただし、この方向性の政治的解決が困難なことを見越し、米作をTPPの例外とする多国間協議に臨むのを別案とする。 個人的には前者を目標にしてほしい。米の国内競争力の回復は必要と考えるからだ。なお、以下気になる点を残しておく。①人口が増加しつつあるアフリカは飢餓ではない。飢餓があるのは内戦等で政治的に不安定な地域だけ。②農産物の価格高騰は金融業界の資金流入による。農産物価格は下落傾向。③オランダ農業を参考にすべき(なお、オランダは穀物自給率は低い)。④国内の米市場は規模が小さく、諸外国から見て自由化・参入メリットがないから、TPP除外の交渉妥結の可能性はある。 ⑤民主党の農家戸別補償制度は、欧州のそれとは似て非なるもの。⑥仏の農業規模は、米のそれの2分の1程度とし国際競争力を保っている。他方、日本の農業の就業人口は、欧州諸国に比べて多く、省力化・大規模化が図れないまま低い生産性に止まる。

Posted by ブクログ

2013/06/28

世界には食料が足りないと強く思い込んでいましたが、そうではなく、むしろ作りすぎて余っている現状を例とその弊害ともにわかりやすく説明されています。 トウモロコシを用いたバイオマスエネルギーでエタノール生成し始めたから、食料が不足しているとか、ほんとに思ってました。 世の中勉強しなき...

世界には食料が足りないと強く思い込んでいましたが、そうではなく、むしろ作りすぎて余っている現状を例とその弊害ともにわかりやすく説明されています。 トウモロコシを用いたバイオマスエネルギーでエタノール生成し始めたから、食料が不足しているとか、ほんとに思ってました。 世の中勉強しなきゃ、まんまと騙されてること多いんだなと痛感しました。。 日本の農業への提案など、非常に勉強になる本で、万人にオススメしたい1冊です。

Posted by ブクログ

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