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吉本隆明詩集
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 思潮社 |
| 発売年月日 | 1968/04/01 |
| JAN | 9784783707073 |
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吉本隆明詩集
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団塊世代の叔父からヨシモト先生の詩の話をいろいろ聞かされて影響を受けた。叔父が推薦してくれた詩集は、『吉本隆明詩集』(思潮社、1963)、本書『現代詩文庫8 吉本隆明詩集』(思潮社、1968)、『吉本隆明初期詩集』(講談社文芸文庫、1992)である。近年、裕福な団塊世代の爺さんた...
団塊世代の叔父からヨシモト先生の詩の話をいろいろ聞かされて影響を受けた。叔父が推薦してくれた詩集は、『吉本隆明詩集』(思潮社、1963)、本書『現代詩文庫8 吉本隆明詩集』(思潮社、1968)、『吉本隆明初期詩集』(講談社文芸文庫、1992)である。近年、裕福な団塊世代の爺さんたちに向けたシルバービジネスであろうか、ヨシモト先生の詩集がリメイクされて、高目の値段で売られている。上で挙げた3つの詩集は、中古本が安い値段で買えるのでおススメしたい。 ①『吉本隆明詩集』(思潮社、1963)の内容 Ⅰ (1948~49) 3詩篇 Ⅱ 固有時との対話(1950) Ⅲ 転位のための十篇(1952~53) Ⅳ (1954~57) 17詩篇 吉本隆明論 鮎川信夫 ②『現代詩文庫8 吉本隆明詩集』(思潮社、1968)の内容 未刊詩篇から 散文詩11篇 詩集<固有時との対話>全篇 詩集<転位のための十篇>全篇 <吉本隆明詩集>から 5篇 詩論 「詩とは何か」、「「四季」派の本質」 年譜 吉本隆明年譜断片=川上春雄 作品論 吉本隆明論=粟津則雄 詩人論 神聖憎悪=遠丸立 ③『吉本隆明初期詩集』(講談社文芸文庫、1992)の内容 Ⅰ 初期 (43篇) Ⅱ 固有時との対話 Ⅲ 転位のための十篇 解説 「背景の記憶」吉本隆明 作家案内 「吉本隆明」川上春雄 著書目録 「吉本隆明」月村敏行 ①、②、③のどの詩集も、共通の『固有時』『転位』以外のところに特徴がある。①の1954~57の17詩篇、②の未刊詩篇、詩論、作品論、詩人論、③の初期(43篇)、解説、作家案内などである。どれか一冊を選ぶとすれば、迷うところだが、①を選びたい。①はブクログに登録されていないので、残念である。 詩篇についての雑感。 70年ほど前に書かれた詩集だから全体的にレトロな印象であるが、青春の詩であるから、旺盛な反抗心と鋭く瑞々しい表現に同感できるものが多い。 『固有時との対話』、『転位のための十篇』は、タイトルからしても、日本では珍しいタイプの詩であることを予感させる。 『固有時』は、全体を読み通すのがしんどいので、気に入った散文詩片を拾い読みしている。メランコリックな散文詩にの中に所どころ科学論文調の表現が現れるので、ヨシモト先生が理系であることがわかる。そういうことよりも、日常における些細な事象・心象をすくい上げて詩的表現に定着させるヨシモト先生の力量はすごいなと思う。 『転位』も、全詩篇むことはあまりなく、気に入った詩篇、「火の秋の物語」、「分裂病者」、「黙契」、「その秋のために」あたりがヘヴィ・ローテーション。叔父は、「黙契」のイントロは失恋した朝を思い出させるが、失恋の痛手を反抗のエネルギーに変換してくれた、と語った。とにかく『転位』全体にみなぎる憤り・憎悪・反抗・反逆のエネルギーに圧倒されそうである。まことにヨシモト先生の詩はパワフルで、過激で、抒情的なアジテーションである(未だに洗脳・呪縛が解けない団塊世代の爺さんたちがいるようだ)。一体どこからそういうエネルギーが湧いて来るのだろうか?叔父によると、ヨシモト先生は少年の頃に悪い大人たちに騙されて超国家主義で洗脳されて戦争にのめり込み、戦争が終ると悪い大人たちが反省もせずに知らんぷりしているのでアタマに来たのだそうである。 ①の1954~57の17詩篇は、『転位』の続きであり、よい詩篇がある。「ぼくが罪を忘れないうちに」「異数の世界へおりてゆく」「少年期」「日没」「涙が涸れる」「恋唄(ひととひとを噛みあわせる曲芸師が・・・)」など、『転位』に負けないインパクトがある。 以上
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おもしろすぎて感想が溢れちゃった https://note.com/niire/n/n5b7a6ca8df67?sub_rt=share_pw
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1948〜1957年の吉本隆明の詩がおさめられている。ものすごく厳しいところに身を置いて、凄まじい孤独のなかで書きつけられた言葉たち、といった風情に、わたしはこんなに厳しくあることも、孤独に耐えることもできないし、なんだかもうあまりに遠いところにいるのだなあと思って、吉本隆明が人...
1948〜1957年の吉本隆明の詩がおさめられている。ものすごく厳しいところに身を置いて、凄まじい孤独のなかで書きつけられた言葉たち、といった風情に、わたしはこんなに厳しくあることも、孤独に耐えることもできないし、なんだかもうあまりに遠いところにいるのだなあと思って、吉本隆明が人間の生き様についてこんな風に考えて表現していたことを思うと、どうしようもない追いつけなさに絶望を感じた。吉本隆明は知的巨人、というイメージが強かったのですが、こんなに透明感ある詩を書くひとだったんですね。突き詰められた内省が装飾を排した透明感ある言葉でぽんと出されていて、悲痛な宣言とも取れるような詩が多かったりして、このひとについていきたい、このひとの言葉を残らず吸収したい、と思ってしまう若者がたくさんいたのも頷けるなあ、とおもった。
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