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続・死ぬ瞬間 最期に人が求めるものは
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 読売新聞社 |
発売年月日 | 1977/11/15 |
JAN | 9784643920536 |
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続・死ぬ瞬間
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何年も前に「死ぬ瞬間」を読み、いつか続きをと思っていましたが随分と過ぎてしまい前作の内容もよく覚えておりませんで読みました。 本作はキューブラー・ロス博士の著作、というより他の「死に関わりかつキューブラー・ロス博士に関わった方々」の論文がメインだったように思います。 世界の主な宗教における死の考え方について書かれた章があり、大変興味深い内容でしたが日本人にはあまり馴染まないだろうと思われる考え方もありました。 日本人に馴染まないせいか、単に文章が馴染まなかったせいなのか、この章が自分はとても読みにくく挫折しそうになりました。 たまたま死繋がりで(?)こちらの前に読んでいた柳田国男の「葬送習俗事典~」の中に、死者を送る際に送る側が食事をとる意味について書かれていたことを思い出しました。 先ほど記載した世界の宗教における死の捉え方の中のユダヤについて書かれた章の中に、食事は愛するものの死によって自分の生も終わったと感じたとしても実際にはそうではないことを認識させるものであるとありました。 「埋葬後の最初の強制的な食事は、共同体生活への復帰であり、ひとつの“学びなおし”経験である。」 宗教が違っていても、大切な人を送った後に残されたものが食事をするということの大切さは変わらないのだなと思いました。 「悲嘆を解除する過程の究極目標は、情動的な痛みをともなわずに故人を追憶できるようになること、すなわち、情動の余分なエネルギーを生に再投資できるようになるということである」 「死は生における成長の究極の段階である」 実際に大切な人の死に接した時に支えになるような言葉がたくさんあります。 ただ、人によっては馴染まない、あるいは納得しかねる内容も相当含まれているでしょう。 けれど、私は死というものを考えてみる時の一つの捉え方の指標となる一冊だと思います。 個人的には前作の「死の瞬間」の方が読みやすかったような気がしますが…
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