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まともな家の子供はいない
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2011/08/10 |
JAN | 9784480804327 |
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まともな家の子供はいない
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商品レビュー
3.5
86件のお客様レビュー
読み出したので、読み切りました。 同じ街の話を、別視点で描いた短編かな。 「まともな家の子どもはいない」 中3セキコの家は、父が仕事が続かずすぐ辞めてしまう。母はパート。私立に行きたいが、父が仕事を辞めたばかりでブラブラしていて、経済的に不安。家に父がいるので、居場所がない...
読み出したので、読み切りました。 同じ街の話を、別視点で描いた短編かな。 「まともな家の子どもはいない」 中3セキコの家は、父が仕事が続かずすぐ辞めてしまう。母はパート。私立に行きたいが、父が仕事を辞めたばかりでブラブラしていて、経済的に不安。家に父がいるので、居場所がない。塾でも学校でも、なんとなくやる気が出ない。夏休みの塾の宿題を、皆んなに写させてもらうことで、交流を深めていった夏の思い出。セキコは社会担当。 友達のナガヨシの家に、入り浸ることが多いが、ナガヨシの母は、大らかな浪費家で、父に怒られている。ナガヨシは、国語担当。 セキコがクラスで話しやすかったクレは、不登校になり、学校にも塾にも来なくなった。塾長に、クレに夏休みの宿題を届けるよう頼まれて行った。クレの不登校になった理由などを聞いたり、手作りドーナツをもらったり。クレは、英語が得意なので、写させてもらう。 ナガヨシが最近、気に入って、付け回していた大和田は、理科担当。 セキコが図書館で見かける室田は、頭が良く近寄りがたいが、家にお邪魔することになる。お金持ちで幸せそうな家だったが、室田の部屋に上がると、適度に汚れいて、話しを聞くと、お母さんが不倫しているなど、悩みもあるようだ。 「サバイブ」 室田のお母さんと、近所の設計事務所の片山が不倫していることが主軸となって、周りの不快感を炙り出している。 片山は、10年前に不倫して、前の妻を追い出し、子どもを引取り、不倫相手と再婚し、小学生の子どももいる。前妻の子は、大学生で一人暮らし。片山は、再度不倫して、妻と小学生の子どもが出て行く。 大学生の娘は、最近、彼氏を友達に奪われ、落ち込んでいた。それと、義理母がラップして、鬱々と…。 室田は、片山は不倫がバレて、近所で肩身がせまい思いをしているのに、自分の母はバレずにのうのうとしているのが許せない。 なんか、読後感がモヤモヤしました。
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それでもいいんだ。 うちはまともな家ではない。私はシングルマザーで7年目、15歳の長男は「お前がもっとしっかりしていれば。ちゃんとしつけしてないから弟がこんなんだ」と私に言ってくる。自分のこともちゃんとしてない長男に、何でそんな事を言われないといけないのかとムカついていたが、あぁ...
それでもいいんだ。 うちはまともな家ではない。私はシングルマザーで7年目、15歳の長男は「お前がもっとしっかりしていれば。ちゃんとしつけしてないから弟がこんなんだ」と私に言ってくる。自分のこともちゃんとしてない長男に、何でそんな事を言われないといけないのかとムカついていたが、あぁ、この主人公と同じなんだ、と思えた。
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タイトルから考えて、まともでない親がたくさん登場するのかと思いきや、案外そこら中にいそうな家族。 そして、ちゃんと子供に愛情を持っている親たちで、なんだかラストはホッとした。 「サバイブ」は、ちょっと重かったかも。 中学生というのは、親を大人として冷静に見始める年頃。 家族や生...
タイトルから考えて、まともでない親がたくさん登場するのかと思いきや、案外そこら中にいそうな家族。 そして、ちゃんと子供に愛情を持っている親たちで、なんだかラストはホッとした。 「サバイブ」は、ちょっと重かったかも。 中学生というのは、親を大人として冷静に見始める年頃。 家族や生活に、不満や疑問を感じる為、常に怒っている。 自分も同じように、家に居場所を感じず、図書館によく通っていた。 これから夏休みも近くなると、図書館も大賑わいだし、座席争いも激しくなりそうだ。 親友ではないが、緩くつながる友達関係が、ほほえましかった。 著者は、いつも思うが、登場人物を一人一人大切に丁寧に扱っている。誰もが主人公になっている。 まともな家は、ほとんどない、それが、現実。 親に、本音を吐き出したことは、メンタルの為、よかった。 成長とともに、大人になるにつれ、見方も考え方も変わってくる。 そう、「長くは続かない」
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