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平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 草思社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2011/08/05 |
JAN | 9784794218452 |
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平気でうそをつく人たち
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商品レビュー
3.7
49件のお客様レビュー
本書は精神科の著者の元に診察を受けに来た患者の話を元に精神病を抱える人間が陥る悪の道についてといている。 僕が覚えているのが、悪魔に願掛するやつと、兄が自殺した後に、その弟に兄が自殺する時に使用した拳銃をそのプレゼントととして渡す親の話だ。どうして印象が強かったかと言うと前者は実...
本書は精神科の著者の元に診察を受けに来た患者の話を元に精神病を抱える人間が陥る悪の道についてといている。 僕が覚えているのが、悪魔に願掛するやつと、兄が自殺した後に、その弟に兄が自殺する時に使用した拳銃をそのプレゼントととして渡す親の話だ。どうして印象が強かったかと言うと前者は実際僕が幼少期によく同じような願掛みたいなことをしていたからで、後者は単純にそんなぶしつけな人間がいるのかと驚いたからだ。 とにかく、身の回りに腹立たしい、自分では理解しがたい人間がいると言う人は一度読んでみても良いかもしれない。なぜならこの本にはそういった悪の心をもった人間のだいたいのパターンが載っているからだ。それか自分が悪の心を持っているのかかもしれない。 僕の場合程度の差こそあれおんなじようなもんかも知れないなと感じた。
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この本が出版された時点では『悪』としか書きようがなかった事も、おそらく現代ではもう少し解明が進んでいて『こうなる原因はおそらくこの辺りから来ていて、ここを治すにはこういう手法がある程度有効』みたいな情報がありそうだなと思う。 結局本の中では解決策はない。親子関係と大人同士の関係性と、国(集団)と個人の関係性の話がまとめて書いてあるので、話を広げ過ぎててその辺りを一緒にしてしまうのはどうなのかなと思う点もある。 けど、全体的にはいい本だなと思う。
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原題は"Pepole of The Lie"。自分を正当化するため無意識に嘘を重ねて他者を犠牲にすることも厭わない「虚偽の人々」を、著者は「邪悪」と称している。今でいう「自己愛性パーソナリティ障害」であろうか。本書で登場する患者はどこにでも居る普通の人々であり...
原題は"Pepole of The Lie"。自分を正当化するため無意識に嘘を重ねて他者を犠牲にすることも厭わない「虚偽の人々」を、著者は「邪悪」と称している。今でいう「自己愛性パーソナリティ障害」であろうか。本書で登場する患者はどこにでも居る普通の人々であり、そこにあるのは「違和感」と「矛盾」。それらがどういう心理状態や論理構造で生じるのか詳らかに分析されている。特に「集団の悪」の章で語られるベトナム戦争でのソンミ村虐殺事件を取り上げてストレスによる退行性についての見解が興味深い。 テーマの特殊性もあって全体的には面白い内容ではあるが、著者の個人的見解や感情、思想が色濃く出ており、精神医学的な理論や客観性に欠ける部分は否めない。
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