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CIA秘録(下) その誕生から今日まで 文春文庫
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CIA秘録(下) その誕生から今日まで 文春文庫

ティムワイナー【著】, 藤田博司, 山田侑平, 佐藤信行【訳】

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CIA秘録(下) その誕生から今日まで 文春文庫

定価 ¥1,152

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/08/04
JAN 9784167651770

CIA秘録(下)

¥990

商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2024/07/10

 下巻ではケネディから現代までの活動が載っているが、イランやグアテマラの作戦と比べて失態をおかすばかりで、とくに同時多発テロ事件が悲惨であった。この時期のCIAは、中国語、朝鮮語、アラビア語、ヒンディー語、ウルドゥー語、ペルシャ語など、地球上で多く使われる言語に対応できる人材は不...

 下巻ではケネディから現代までの活動が載っているが、イランやグアテマラの作戦と比べて失態をおかすばかりで、とくに同時多発テロ事件が悲惨であった。この時期のCIAは、中国語、朝鮮語、アラビア語、ヒンディー語、ウルドゥー語、ペルシャ語など、地球上で多く使われる言語に対応できる人材は不足していたこと、またそれゆえにこれらの地域に関する無知から、組織として大打撃を受けるようになる。そのため組織改革をせざるを得なかった。 また第46章では日本について言及されている。これによると、1972年までCIAは政府要人に金銭上の直接支援をしたとあり、それ以降は秘密裏の政治的つながりがあったといわれる。冷戦終結後のクリントン政権では、経済諜報という本来の業務とは無関係なことに力を入れていた。  本書の最後に著者が指摘しているが、多くの人がCIAは万能な組織だと思われがちだが、それはアレン・ダレスが作り上げた神話で、実際のところは上記にあるように失敗した例がほとんどである。しかも組織が巨大化するにつれて、分析部門の軽視やヒューミント能力の欠如を招いた。ほかにも数々の問題点があげられるが、いずれにせよCIAはフィクションのように完全無欠な存在ではない。

Posted by ブクログ

2018/12/08

訳が今ひとつで、日本語になっていないところが多く、理解が難しい箇所がある。文春は、何回読み返したのだろう。 内容は、すばらしい。現存する資料を基に説得力ある論述となっている。結局、人は戦争をやめられないと言うことだ。ナチスが滅亡すればソ連が台頭し、ソ連が崩壊すればアルカイダが出...

訳が今ひとつで、日本語になっていないところが多く、理解が難しい箇所がある。文春は、何回読み返したのだろう。 内容は、すばらしい。現存する資料を基に説得力ある論述となっている。結局、人は戦争をやめられないと言うことだ。ナチスが滅亡すればソ連が台頭し、ソ連が崩壊すればアルカイダが出現する。アルカイダをたたいてもイスラエルが再び戦争をはじめている。覇権争いはなくならないし、虐殺、陰謀、貧困はなくならない。人の6000年に及ぶ歴史が物語っているし、人間だって動物の摂理に基づく行動しかできない。ライオンはシマウマと仲良くなれないのと同じだ。 それにしても、日本の対諜報はオソマツ極まりない。厳しいスパイ防止法施行が求められる。

Posted by ブクログ

2012/12/25

 CIAの無邪気さについて。情報収集の能力もなく、情報検証の能力もなく…。イラク戦争における大量破壊兵器の存在は、陰謀などではなく、単なるCIAの無邪気さによるものだという印象です。

Posted by ブクログ

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