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命毛 国芳一門浮世絵草紙 5 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2011/08/05 |
JAN | 9784094086409 |
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命毛
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商品レビュー
4.5
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このシリーズの最終巻。 安政の大地震、大雨と洪水。 次々と命の危機を感じるような江戸。 そんな中であっても、江戸市民は、ご利益があるとか、ナマズのせいだとか、次々と瓦版が大いに出て、出版印刷業界は、建築関係の職人とともに、懐が一気に豊かになる。 大商人だけでなく、職人たちが潤うと...
このシリーズの最終巻。 安政の大地震、大雨と洪水。 次々と命の危機を感じるような江戸。 そんな中であっても、江戸市民は、ご利益があるとか、ナマズのせいだとか、次々と瓦版が大いに出て、出版印刷業界は、建築関係の職人とともに、懐が一気に豊かになる。 大商人だけでなく、職人たちが潤うと、新しい文化が生まれる。 そんな江戸の、機運を余すことなく物語に注入することができたのは、偶然が重なり、江戸文化、江戸美術をよく知る人物と出会ったため。 国芳研究家としても有名な「いさお敏彦」さん、を紹介してくれたのは偶然喫茶店の隣の席にいた大学教授「山田俊幸」さん。小学館から紹介されたのは「内藤正人」さん、火消しや千社札、袋物、日本橋に詳しい「其角堂」さん。 作者のご主人が執筆しようとする矢先発癌し、見送り、大変な時を経て出来上がった。 とてもいい作品シリーズだった。 少なくとも、何度か読み返したい。
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タヌキの殿様こと、元南町奉行遠山が死んだ。 登鯉の病状も悪化していく中、周りにいた人たちが突然にしてこの世からいなくなってしまう。 あたいもいつ死ぬんだろう。 そんな中、江戸に災禍が襲う。 安政の大地震、一夜にして江戸が灰燼と帰する。 命からがら逃げだした国芳...
タヌキの殿様こと、元南町奉行遠山が死んだ。 登鯉の病状も悪化していく中、周りにいた人たちが突然にしてこの世からいなくなってしまう。 あたいもいつ死ぬんだろう。 そんな中、江戸に災禍が襲う。 安政の大地震、一夜にして江戸が灰燼と帰する。 命からがら逃げだした国芳と登鯉だったが、国芳は卒中を起こし右半身が動かなくなってしまう。 その間に、義理の母せゐが突然に世を去る。 何の奇縁か、国芳一門に入った注文は、大万燈。 題目は”一ツ家”。 一ツ家に関わると呪いがかかる。 この最後の大仕事に、国芳娘 一燕斎芳鳥が挑む。 シリーズが終わってしまった。 最初は江戸っ子気質の侠風娘だった登鯉が、女絵師として経験を重ねるつれての成長譚。 その成長だが同時に労咳にかかり、自らの死を意識して世のはかなさを憂うことにもつながっていく。 シリーズを通して、国芳一門に興味を持った。 生きていくときの決断に迷ったときには、粋なほう、という生き方をしていきたい。 シリーズはこれにておしまい。 国芳、登鯉亡き後に残された次女、13年後のお吉視点のその後の国芳一門「ニッポンチ」に続く。
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終わってしまった‥。 登鯉ちゃん、色々あったね、と肩を叩きたい気分。 最終巻らしく、これまでの男が勢揃い。 新場の小安のこと、私はそんなに好きじゃないけど、登鯉ちゃんを泣かせるなよ! 人はあっけなく死ぬものだなあ。 死ななくとも、何かのきっかけで人生はがらりと変わる。 後書きで...
終わってしまった‥。 登鯉ちゃん、色々あったね、と肩を叩きたい気分。 最終巻らしく、これまでの男が勢揃い。 新場の小安のこと、私はそんなに好きじゃないけど、登鯉ちゃんを泣かせるなよ! 人はあっけなく死ぬものだなあ。 死ななくとも、何かのきっかけで人生はがらりと変わる。 後書きで著者の経歴を読んで驚いた。 若さと勢いで書いた荒削りな作品だと思ったら、ベテランの方だったのね。 小説家としてのベテランではないので、そういう意味では勢いで書いたのかもしれないけど。 兎に角楽しませていただきました、有難う。
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