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いまさら人に聞けない「月次決算」の実務Q&A 基礎知識と実務がマスターできるいまさらシリーズ
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いまさら人に聞けない「月次決算」の実務Q&A 基礎知識と実務がマスターできるいまさらシリーズ

福田尚之【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 セルバ出版/創英社/三省堂書店
発売年月日 2011/08/01
JAN 9784863670563

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2011/11/27
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職場で月次決算の処理を担当していたことがある。システム部門と実務部門の両方で。その時に月次決算の重要性を嫌と言うほど感じた。しかし、上にいる方々はこうした管理部門を軽視する傾向にあったように思う。ほとんどがシステムで処理されていることから、実務者の教育等に力を入れていないように見えたのだ。 システムで処理されている…といっても、その情報を入力するのは人間であり、経理の知識なくしてはその業務を遂行することは不可能。その知識に基づく処理をされた「月次決算書」でなければ、正しい予算管理、収支状況の把握はできないのである。 現に、私がシステム部門で月次決算を担当していたときには、現場の単純処理ミスを毎月のように修正あるいは指導していた。毎月の正しい月次決算あってこそ、最終的な年次決算書の作成ができるのであり、それはシステムが勝手に作成してくれるものではない。 本書はタイトルに「いまさら人に聞けない」とあるように、非常にわかりやすく「月次決算」について書かれている。その必要性、どのように活用するか、ということは言うまでもなく、どのように作成するのかを実務レベルで一つ一つの手順を説明している。あくまでも「基礎」であって、これをその会社ごとに「応用」してかなければならないのではあるが。 Q&A方式で自分に足りない知識をピンポイントで補いやすいという点も、入門書としてはよいのではないかと思う。 月次決算は即時性を求められる。でなければ作成する意味がないと言っても過言ではない。より効率的に、より精度をあげて(重要性の有無を的確に判断し)、前月末から数日後には形になっていなければならない。そのためにはどのように作業を進めていけばいいかということにも多くページを割いている。 経理のような管理部門だと、コストをあまりかけられなかったのではないだろうか。私が勤めているのは民間企業ではないが、前述したとおり管理部門は軽視されていた傾向があり、逆に未収金回収部門などは強化されていた。しかし、その部門での会議に用いられる資料は管理部門が作成したものだ。それが正しく作られていなければ、正しい判断は難しい。そのことをまず経営者の方々に認識していただきたい。 システムなどの設備投資はもちろんのこと、経理部門の人材育成および各部門の協力体制の整備などは、企業・団体の上部が動かなければ実現は難しい。 そのようなことを再確認する意味でも、実務者だけでなく経営に携わる方々にも読んでいただきたい一冊である(”釈迦に説法”ということになるのかもしれないが)。

Posted by ブクログ

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