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ルポ 下北核半島 原発と基地と人々
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/09/01 |
JAN | 9784000024686 |
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ルポ 下北核半島
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商品レビュー
4.4
5件のお客様レビュー
2011年3月、東日本大震災により、東北地方が大きな被害を受けた。 その直後、福島原発事故が起き、各地の原発が注目を浴びるようになる。 と同時に、在日米軍が「オトモダチ作戦」を開始。被災地への復旧支援が行われた。その拠点となったのが、米空軍三沢基地。 東北下北半島は、核関連施...
2011年3月、東日本大震災により、東北地方が大きな被害を受けた。 その直後、福島原発事故が起き、各地の原発が注目を浴びるようになる。 と同時に、在日米軍が「オトモダチ作戦」を開始。被災地への復旧支援が行われた。その拠点となったのが、米空軍三沢基地。 東北下北半島は、核関連施設、自衛隊・米軍の基地が多数ある。しかし、その存在を意識している日本人がどれだけいるだろう。 この本は、前半は鎌田慧氏が核関連施設について、後半が斉藤光正氏が基地について書いている。
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三沢についての著作を記してきた斉藤記者とルポライターの鎌田慧氏の共著。斉藤記者は三沢、鎌田は六カ所を担当。三沢の最新事情を知りたくて購入。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
い図。脱原発、ノー基地スタンスの本。 原発については、大部分が震災前に書かれたもの。鎌田さんは、長年取材を続けている方のようだ。下北が原子力施設を受け入れるに至った流れや歴史、電源開発の成り立ちについて触れていたり(p98)。熱を伴った文章で、全てを鵜呑みにするのは控えねばとは思うが、自らの足で取材し、過去の資料に当たる真摯な姿勢には学ばさられる。自分の使う、そして恩恵を得ている、身近な電気、そして原発。関わる者の気持ち、そして遠巻きな気持ち、両方わかる。考えたくなくなる気持ちもある。でも、無関心ではいけないと思う。反対意見、推進派の意見、両方の情報にアンテナを張っていたいし、何より、意見に左右されず、公開される数字やデータを積極的に集めて、自分の頭で考えたい。原発について考えるとき、読み返したい。 後半は斉藤氏による三沢基地についてのルポ。三沢基地に携わった戦争体験者のインタビューを含む。釜臥山の建物は、ガメラと呼ばれる高性能かつ重要なレーダーだとは聞いていたけれど、「代表委員である柳谷睦夫さんは、「防衛省は「問題ない」と言うだけで、ガメラレーダーが発する強力な電磁放射線の影響を明らかにしていません。これで信じろと言われても……」と不満をぶつける。(p152)」という記述を読んで、少し不安になった。携帯やテレビ、電子レンジの電磁波についても人体への影響はハッキリわからないという意見も聞くけど、それを気にしすぎても生活に困るしなと思っているのでガメラレーダーの電磁波についても同じようには思うが、でもやはり、少し不安だ。 2017/8/23
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