マッチョになりたい!? 世紀末ハリウッド映画の男性イメージ

國友万裕【著】

• 販売会社／発売会社: 彩流社
• 発売年月日: 2011/07/25
• JAN: 9784779116476

商品レビュー

2017/09/30

男性運動は、心理的葛藤の部分が大きく、問題が漠然としているため、メンバー同士の対立も起きやすい

ファイトクラブ
ブライはソフトメイルが幸せでないことを指摘する。
それは近代社会では、原始社会に存在していた少年を大人の男にする「イニシエーション」の儀式がなくなってしまったことである。
ファイトクラブは、ジャックが暴力という男性的な原理を学んだことで、男性としてのアイデンティティを習得していく物語

男性性をよみがえらせる手段としての暴力
女性化へと向かう文化のなかでの男性のアイデンティティの危機の問題からジャックを救ったのが、タイラーとの殴り合い
「暴力の倫理的価値は、コンテクスト次第」
男性の魂の解放

性の境界は女の側から越えやすく、男の側から越えづらい。

2017/04/10

映画を教材にして男性問題を扱った本。何気なく見ていた映画がまったく別の物語にみえてくる。２０世紀になってますます男性は生きずらくなってきている。マッチョだけでは生きていけない。