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日本という国 よりみちパン!セ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
発売年月日 | 2011/07/01 |
JAN | 9784781690001 |
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日本という国
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日本という国
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商品レビュー
4.3
16件のお客様レビュー
本書では、漢字にふりがなをふっている。平易な文章で書かれているが、内容自体は、子供向けというわけでもない。誰向けに書かれているのだろうか?中学生とか高校生、あるいは、日本語の特に漢字が苦手な在日外国人等だろうか? 本書が書かれた意図は、最初に述べられている。 ■日本という国のこと...
本書では、漢字にふりがなをふっている。平易な文章で書かれているが、内容自体は、子供向けというわけでもない。誰向けに書かれているのだろうか?中学生とか高校生、あるいは、日本語の特に漢字が苦手な在日外国人等だろうか? 本書が書かれた意図は、最初に述べられている。 ■日本という国のこと、そのしくみや歴史を知り、いまの状態がどうやってできてきたかを理解すること。 ■そのために、「日本という国」の歩みを簡単にふりかえること。 ■ただ歴史の教科書のように全てを扱うことは出来ないので、「明治時代のこと」と「第二次大戦後のこと」を選択し、それについて述べる。 明治時代は、日本が近代化を始めた時代である。欧米列強が帝国主義的な領土拡張にはしり、アジア諸国も植民地化していった時代。そのような中、日本は、欧米と肩を並べること、すなわち、同じく帝国主義的な国になることを選択した。そのために、教育に力をいれ、軍隊を強くし、近代的な(帝国主義的な)国家をつくろうとした。そういったことが、福沢諭吉の言説を中心に解説されている。 そうやって、アジア各国に侵略していった日本は、太平洋戦争をおこし、そして敗戦を迎える。その後、アメリカを中心とした連合国の駐留を受け、サンフランシスコ講和条約を結び、日米安保条約を結び、米軍の駐留を受け入れ、戦争放棄の憲法を持つ一方で自衛隊を保有することとなる。それらは、基本的に冷戦時代の米国の世界戦略に沿ったものであった。 ところが、東西冷戦が終わり世界の構造が変わった中でも、冷戦時代のスキームを維持しているのは、時代に合わなくなってきつつあるのではないかと問題提起をし、最後に今後の日本がとるべき道を三つの選択肢を示しながら述べている(「このままいく」「日米安保条約を継続しつつも、時代に合った形に変えていく」「思い切って全部を見直す」という三つの選択肢)。 小熊英二は、さすが社会学者であり、世の中の構造を、本当に分かりやすく分析し、示してくれる。本書も同じ。
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現在の日本の基礎はどこで出来たか、というのを『明治』と『戦後』に求めて、そこを振り返ることで今の日本を考えようという内容。「歴史を学ぶことの意義」についても意識させられる。
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学生の頃に読んだ本。増補改訂版は今回が初めて。 (超絶余談だが、当時読んだ増補改訂版ではない本は、友人に貸したまま借りパクされてしまった。) 最近なんとなく政治に関心が高くなり、近代の日本の歴史を確認したくなり久しぶりに読んだ。 結構知らなかったことが多く、とても勉強になった。 ...
学生の頃に読んだ本。増補改訂版は今回が初めて。 (超絶余談だが、当時読んだ増補改訂版ではない本は、友人に貸したまま借りパクされてしまった。) 最近なんとなく政治に関心が高くなり、近代の日本の歴史を確認したくなり久しぶりに読んだ。 結構知らなかったことが多く、とても勉強になった。 現代の政治を考えるにしても、このように歴史的文脈をたどることは、近視眼的な思考を脱却しよりメタな次元で考慮するために重要となってくる。そういう意味で、今回この本を読むことができて良かった。
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