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黒白の旅路 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1983/03/01 |
JAN | 9784061360891 |
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黒白の旅路
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
軽度の鬱病と離人症の傾向がある21歳の野添立夏子(のぞえりかこ)は、六本木のバー“ジュゴン”にホステスとしてアルバイトをしていた際に知り合った朝永敬之(ともながたかゆき)と不倫関係を続けている。朝永は最近、飛び出してきた子供を車で撥ねて殺してしまい、刑は免れたものの落ち込む日々...
軽度の鬱病と離人症の傾向がある21歳の野添立夏子(のぞえりかこ)は、六本木のバー“ジュゴン”にホステスとしてアルバイトをしていた際に知り合った朝永敬之(ともながたかゆき)と不倫関係を続けている。朝永は最近、飛び出してきた子供を車で撥ねて殺してしまい、刑は免れたものの落ち込む日々を送っており、立夏子はある日、朝永から心中を持ちかけられる。同意した立夏子は天城の山中で朝永とともに薬を飲むが、しばらくした後、目を覚ましてしまう。そして隣りを見ると、左脇をナイフで刺されて死んでいる彼の姿があった。自宅へ戻った立夏子は、朝永を殺した犯人をつきとめることを決意する。 死ぬつもりだった人間が、殺した相手を探すというストーリーの大筋はつっこみたいところだが、戸籍の乗り換えなんやかんやはこの時代だからこそできることだなぁと。ただ、まだ性同一性障害という言葉もなかったであろう頃に、そこを絡めた作品を書いているのがすごい。この頃の技術でそこまで気づかないものかどうかはちょっと疑問。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
意外などんでん返しが! 途中まで「つまんねー」って思ってたのですが 最後のオチが意外で高評価です!!夏樹せんせーすごい。 主人公は朝永に心中自殺を持ちかけられ、了承。しかし主人公は睡眠薬では死ねず、起きると朝永を自分が刺し殺したかのような形になっているのに驚愕し逃げ出す。 その後、殺人の疑いをかけられ主人公は隠れながら真相を追い、義理の兄 岩田の行方をさがし、朝永の内縁の妻 雪乃のまわりを調査する滝井と行動を共にするようになる。岩田の行方を捜すうちに雪乃の周りをうろつく画家 葛西とも知り合うが葛西も殺害され「なんちゃら病院の○○」とかいうのでまた探していく。。 その中で朝永は前の妻と結婚するときに他人の戸籍を借りていたこともわかる。また、雪乃は昔、男で性転換して女になっており、それは雪乃が岩田の昔の彼女を殺害しておりその件で逃亡している犯人だとわかるのだった。岩田の行方が分からない二人は、雪乃に罠をかけるが、札幌で雪乃が会った相手は死んだはずの朝永だった! 雪乃は岩田を殺してしまい、心中事件も企てられたものであった。。 いやー驚いた!!
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君と、死にたいな大学生の立夏子は、不倫相手の朝永にそう言われ、思わずうなずいた。伊豆の山奥で二人は睡眠薬を飲み、永遠の眠りにつくはずだった。だが立夏子が目を覚ました時、隣にはナイフを突き立てられた朝永の姿が!
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