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たとへば君 四十年の恋歌
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2011/07/11 |
| JAN | 9784163742403 |

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商品レビュー
4.6
42件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今新国立劇場で、朗読劇をやっていると見て、興味を持って手に取った短歌集。めちゃくちゃ素敵だったけど、本の半分くらいはもう悲しくて、涙涙…という感じでした。。 以下好きだった歌 第1章 はじめて聴きし日の君が血のおと ・たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行つてはくれぬか (河野) ・夕闇の桜花の記憶と重なりてはじめて聴きし日の君が血のおと(河野) ・息あらく寄り来し時の瞳の中の火矢のごときを見てしまひたり(河野) ・ブラウスの中まで明るき初夏の陽にけぶれるごときわが乳房あり(河野) ・今刈りし朝草のやうな匂ひして寄り来しときに乳房とがりゐき(河野) 第4章 あと何万日残っているだろう ・こぞり立つぶ厚き鶏頭に手触れたり君を知り君のみを知り一生足る(河野) ・もうすこしあなたの傍に眠りたい、死ぬまへに螢みたいに私は言はう(河野) ・昭和時代の餅の味するとわが言へばうんと言ふなりいつものやうに(河野) 第5章 わたしよりわたしの乳房をかなしみて ・何といふ顔をしてわれを見るものか私はここよ吊り橋ぢやない(河野) ・ぼんやりとねむくなるときおのずから摩羅膨らむと言えばわらいぬ(永田) ←こんな歌読む人を置いていけないよな… ・卵かけごはんはと言はなければ卵かけごはんを食べざり君は(河野) ・がんばっていたねなんて不意に言うからたまごごはんに落ちているなみだ(永田) ・このひとをあんなに傷つけてしまつた日どの錠剤も白かつたのだけど(河野) ・投稿のハガキの山の間に沈み永田和宏あくび大明神(河野) ・死ぬ日までこんなに疲れて眠るのかつくづくあはれ永田和宏(河野) ・笑窪がかはいいと言はれてよろこぶ私に私より単純に夫がよろこぶ(河野) 第6章 君の妻として死ぬ ・一日が過ぎれば一日減つてゆく君との時間 もうすぐ夏至だ(永田) ・俺よりも先に死ぬなと言ひながら疲れて眠れり靴下はいたまま(河野) ・きみがゐてわれがまだゐる大切なこの世の時間に降る夏の雨(永田) ・この桜あの日の桜どれもどれもきみと見しなり京都のさくら(永田) ・歌人として死にゆくよりもこの子らの母親であり君の妻として死ぬ(河野) ・死ぬな 男の友に言ふ夜雨にあなたが言へり白いほうせん花(河野) ・原稿はもう引き受けないと約束すきみとの時間わづかな時間(永田) ・このひとの寝相の悪きは子供のやう一回ころがして布団かけやる(河野) ・死なないでとわが膝に来てきみは泣くきみがその頸子供のやうに(河野) ・今日夫は三度泣きたり死なないでと三度泣き死なないでと言ひて学校へ行けり(河野) 終章 絶筆 ・あなたらの気持ちがこんなにわかるのに言ひ残すことの何ぞ少なき(河野) ・さみしくてあたたかかりきこの世にて会ひ得しことを幸せと思ふ(河野) ・八月に私は死ぬのか朝夕のわかちもわかぬ蝉の声降る(河野) ・手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が(河野) 永田和宏挽歌 ・おはやうと我らめざめてもう二度と目を開くなき君を囲めり ・たつたひとり君だけが抜けし秋の日のコスモスに射すこの世の光 ・あほやなあと笑ひのけぞりまた笑ふあなたの椅子にあなたがゐない ・亡き妻などとどうして言へようてのひらが覚へてゐるよきみのてのひら ・呑もうかと言へば応へる人がゐて二人だけとふ時間があつた ・女々しいか それでもいいが石の下にきみを閉ぢこめるなんてできない 間に挟まれるエッセイもすごくよくて、当時どういう状況にあったのかがわかるので、詠まれている歌がどういう歌なのか想像(を少しなりとも)できる。その中でも第5章の「眠い人」というエッセイが特に可愛いエピソードで好きだった…。私がこういう人が好きってのもあるので、河野さんわかるよ、となりながらだったけど笑。 「…結婚して、もう三十年以上にもなるのに、秋刀魚と鰯がわからないのには閉口する。秋になって、お皿のうえに焼き魚をのせ、あなた、この魚、頭がほそくてトンがっているでしょ、秋刀魚ですよと教えると、はいと言って何の疑いもなく食べてくれる。服装にしても、今日はこれを着ていってくださいねと言うと、考えもせずに、はいと言って着ていく。ルルです。三錠ねと、てのひらに乗せて、水のはいったコップを渡すと、ありがとうと言って飲んでしまう。万事この調子で、永田和宏という人は子供より素直でかわいいところがある。…」(p.205)
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この間借りた「あの胸が…」を図書館に返却したときに借りてきた。後半の癌末期の闘病記録は読むのが辛かった。だけど素晴らしい夫婦、素晴らしい家族でした。歌のある暮らしは人生を倍以上に豊かにするな。うらやましい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
独り者である私としては40年も共にいたご夫婦の情愛など、本当のところは分かるわけはないと思うのだけれど、それでも、泣いてしまいました。 夫の永田さんが河野さんの歌集を読んで「お前はこんなに淋しかったのか」と河野さんに伝えた、というエピソードが印象的で、仲がよく、お互いに何でも話す、言語化能力に長けた二人でも、分かり合えてないところがある、ということに、人と人との関係って、どこまでも淋しいものだな、と思いました。 淋しさって人間の芯にあるものですよね。 芯にある淋しさを分かち合うことはできないのですね。 それでも、二人でいることを選ぶことに尊さを感じます。 <手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が> 河野裕子さん最後の一首
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