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たとへば君 四十年の恋歌
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たとへば君 四十年の恋歌

河野裕子, 永田和宏【著】

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たとへば君 四十年の恋歌

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/07/11
JAN 9784163742403

たとへば君

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商品レビュー

4.6

44件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 短歌
  • 愛の深さ
  • 家族の絆
  • 闘病生活の記録
  • 夫婦の運命的出会い
  • 人生の喜びと悲しみ
  • 40年の愛の軌跡
  • 心に響く言葉
  • 互いに寄り添う姿勢
  • 若き日の情熱

人生の悲しみと喜びを織り交ぜた短歌の数々が、深い感動を呼び起こします。夫婦である河野裕子と永田和宏が、40年にわたって交わした相聞歌は、彼らの運命的な出会いから始まり、妻の乳癌による別れまでの道のりを描いています。歌の中には、若き日の情熱や子育ての苦労、そして闘病生活の中での愛が息づいており、読む者はその真摯な思いに心を打たれます。特に、短歌を通じて語られる愛の深さや、互いに寄り添う姿勢は、どんな言葉よりも強く響きます。短歌の背後にあるエッセイもまた、家族の絆や人生の意味を考えさせてくれる要素となっており、最後まで愛し合った二人の姿が心に残ります。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/10/20

歌人であるご夫婦の相聞歌。 恋人として、夫婦として、父母として… 妻の闘病、そして死別…読まれる歌の変化は興味深かった。 短い文章でこんなにも心動かされるものか。 「このひとを伴侶に選びて三十年粟粒ほどの文句もあらず」 「さみしくてあたたかかりきこの世にて会ひ得しことを幸せと思...

歌人であるご夫婦の相聞歌。 恋人として、夫婦として、父母として… 妻の闘病、そして死別…読まれる歌の変化は興味深かった。 短い文章でこんなにも心動かされるものか。 「このひとを伴侶に選びて三十年粟粒ほどの文句もあらず」 「さみしくてあたたかかりきこの世にて会ひ得しことを幸せと思ふ」 私もこう思える人でありたい。

Posted by ブクログ

2026/05/26

私には読み取れない、しっかり掴みきれない短歌もあったんだけど、間に挟まれるエッセイに手助けされながら読んだから、この本の良さはすごく感じられた。 初々しく接している時代、家族が増えた頃、病気になって死に至るまでの時間、そういうものが三十一文字でダイレクトに伝わってくる。 お互いに...

私には読み取れない、しっかり掴みきれない短歌もあったんだけど、間に挟まれるエッセイに手助けされながら読んだから、この本の良さはすごく感じられた。 初々しく接している時代、家族が増えた頃、病気になって死に至るまでの時間、そういうものが三十一文字でダイレクトに伝わってくる。 お互いに短歌という手段をもってラブレターを送りあえる、すごく素敵。

Posted by ブクログ

2025/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今新国立劇場で、朗読劇をやっていると見て、興味を持って手に取った短歌集。めちゃくちゃ素敵だったけど、本の半分くらいはもう悲しくて、涙涙…という感じでした。。 以下好きだった歌 第1章 はじめて聴きし日の君が血のおと ・たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行つてはくれぬか (河野) ・夕闇の桜花の記憶と重なりてはじめて聴きし日の君が血のおと(河野) ・息あらく寄り来し時の瞳の中の火矢のごときを見てしまひたり(河野) ・ブラウスの中まで明るき初夏の陽にけぶれるごときわが乳房あり(河野) ・今刈りし朝草のやうな匂ひして寄り来しときに乳房とがりゐき(河野) 第4章 あと何万日残っているだろう ・こぞり立つぶ厚き鶏頭に手触れたり君を知り君のみを知り一生足る(河野) ・もうすこしあなたの傍に眠りたい、死ぬまへに螢みたいに私は言はう(河野) ・昭和時代の餅の味するとわが言へばうんと言ふなりいつものやうに(河野) 第5章 わたしよりわたしの乳房をかなしみて ・何といふ顔をしてわれを見るものか私はここよ吊り橋ぢやない(河野) ・ぼんやりとねむくなるときおのずから摩羅膨らむと言えばわらいぬ(永田) ←こんな歌読む人を置いていけないよな… ・卵かけごはんはと言はなければ卵かけごはんを食べざり君は(河野) ・がんばっていたねなんて不意に言うからたまごごはんに落ちているなみだ(永田) ・このひとをあんなに傷つけてしまつた日どの錠剤も白かつたのだけど(河野) ・投稿のハガキの山の間に沈み永田和宏あくび大明神(河野) ・死ぬ日までこんなに疲れて眠るのかつくづくあはれ永田和宏(河野) ・笑窪がかはいいと言はれてよろこぶ私に私より単純に夫がよろこぶ(河野) 第6章 君の妻として死ぬ ・一日が過ぎれば一日減つてゆく君との時間 もうすぐ夏至だ(永田) ・俺よりも先に死ぬなと言ひながら疲れて眠れり靴下はいたまま(河野) ・きみがゐてわれがまだゐる大切なこの世の時間に降る夏の雨(永田) ・この桜あの日の桜どれもどれもきみと見しなり京都のさくら(永田) ・歌人として死にゆくよりもこの子らの母親であり君の妻として死ぬ(河野) ・死ぬな 男の友に言ふ夜雨にあなたが言へり白いほうせん花(河野) ・原稿はもう引き受けないと約束すきみとの時間わづかな時間(永田) ・このひとの寝相の悪きは子供のやう一回ころがして布団かけやる(河野) ・死なないでとわが膝に来てきみは泣くきみがその頸子供のやうに(河野) ・今日夫は三度泣きたり死なないでと三度泣き死なないでと言ひて学校へ行けり(河野) 終章 絶筆 ・あなたらの気持ちがこんなにわかるのに言ひ残すことの何ぞ少なき(河野) ・さみしくてあたたかかりきこの世にて会ひ得しことを幸せと思ふ(河野) ・八月に私は死ぬのか朝夕のわかちもわかぬ蝉の声降る(河野) ・手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が(河野) 永田和宏挽歌 ・おはやうと我らめざめてもう二度と目を開くなき君を囲めり ・たつたひとり君だけが抜けし秋の日のコスモスに射すこの世の光 ・あほやなあと笑ひのけぞりまた笑ふあなたの椅子にあなたがゐない ・亡き妻などとどうして言へようてのひらが覚へてゐるよきみのてのひら ・呑もうかと言へば応へる人がゐて二人だけとふ時間があつた ・女々しいか それでもいいが石の下にきみを閉ぢこめるなんてできない 間に挟まれるエッセイもすごくよくて、当時どういう状況にあったのかがわかるので、詠まれている歌がどういう歌なのか想像(を少しなりとも)できる。その中でも第5章の「眠い人」というエッセイが特に可愛いエピソードで好きだった…。私がこういう人が好きってのもあるので、河野さんわかるよ、となりながらだったけど笑。 「…結婚して、もう三十年以上にもなるのに、秋刀魚と鰯がわからないのには閉口する。秋になって、お皿のうえに焼き魚をのせ、あなた、この魚、頭がほそくてトンがっているでしょ、秋刀魚ですよと教えると、はいと言って何の疑いもなく食べてくれる。服装にしても、今日はこれを着ていってくださいねと言うと、考えもせずに、はいと言って着ていく。ルルです。三錠ねと、てのひらに乗せて、水のはいったコップを渡すと、ありがとうと言って飲んでしまう。万事この調子で、永田和宏という人は子供より素直でかわいいところがある。…」(p.205)

Posted by ブクログ

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