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自由の王ローペ・デ・アギーレ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1984/01/01 |
JAN | 9784081260041 |
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自由の王ローペ・デ・アギーレ
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16世紀に実在した「反逆者」ローペ・デ・アギーレを主人公にした歴史小説。 スペイン支配からの解放者「自由の王」か、はたまた殺戮の限りを尽くした暴虐なる「反逆者」か。 歴史書の大半は、この人物を血も涙もないキ○ガイと扱っているらしいが、一方で、かのシモン・ボリバルが初めてスペイン...
16世紀に実在した「反逆者」ローペ・デ・アギーレを主人公にした歴史小説。 スペイン支配からの解放者「自由の王」か、はたまた殺戮の限りを尽くした暴虐なる「反逆者」か。 歴史書の大半は、この人物を血も涙もないキ○ガイと扱っているらしいが、一方で、かのシモン・ボリバルが初めてスペイン支配からの解放に立ちあがった勇士として讃えている。 そんな彼の両面をバランスよく描いている、といったところか。 スペイン植民地支配の偽善性を暴き、独立したペルー王国を築こうというローペ・デ・アギーレの精神は確かに立派だった。しかし、敵や裏切り者に情け容赦ない暴君ぶりも確かだったんだろう。 あくまで冷静に反抗の芽を摘み取っていくローペ・デ・アギーレの姿はなかなか印象的。執拗に繰り返される処刑のシーンは、それ自体がこの小説のリズムを作っているよう。また、彼とて全く完璧には程遠く、しょっちゅう感情に任せて有用な人物まで殺してしまって後悔したりしているところに、リアリティを感じる。 一方で、彼以外際立った人物があまりいないのが、若干物足りないところ。
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