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比較教育研究 何をどう比較するか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 上智大学出版/ぎょうせい |
発売年月日 | 2011/06/01 |
JAN | 9784324085967 |
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比較教育研究
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比較は、人間の認知の基本的な方法です。学問においても、比較教育学、比較文化学、比較政治学など、「比較」を冠するさまざまな領域があります。しかし、「比較学」という学問は聞いたことがありません。これは、比較という研究の方法が体系化されていない、一つの証左ではないでしょうか。 その...
比較は、人間の認知の基本的な方法です。学問においても、比較教育学、比較文化学、比較政治学など、「比較」を冠するさまざまな領域があります。しかし、「比較学」という学問は聞いたことがありません。これは、比較という研究の方法が体系化されていない、一つの証左ではないでしょうか。 そのような中で、この本は、どのようなとき比較できるのか、比較にはどのようなパターンがあるのか、そして比較するときにどのようなことに気をつけなければならないのかについて、体系化を試みています。 従って、この本は、教育に関心のある人だけではなく、比較という行為に関心のあるすべての人に向けられた本だと言えます。もちろん、この本は教育を例として比較を説明していますから、教育に関心のある人には特におすすめしたい一冊です。 訳書なので、理解に時間がかかる部分もありましたが、関心のある章だけでもぜひ読んでみてください。 (2013 ラーニング・アドバイザー/教育 MATSUBARA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1429254&lang=ja&charset=utf8
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研究段階によって異なるが、方法論関連の文献を適宜読むことは必要だと感じていた。本書は、所属コースの紀要に掲載されている博士課程の先輩の参考文献に載っていたので読んでみた。修論執筆計画を深化させていく上で、採択する枠組みの妥当性を担保するのに役立った。 本書の核心は、P.9の比較...
研究段階によって異なるが、方法論関連の文献を適宜読むことは必要だと感じていた。本書は、所属コースの紀要に掲載されている博士課程の先輩の参考文献に載っていたので読んでみた。修論執筆計画を深化させていく上で、採択する枠組みの妥当性を担保するのに役立った。 本書の核心は、P.9の比較教育学の分析フレームワークとしての「ブレイ・トマスキューブモデル」である。下のFigure 14.1: A Framework for Comparative Education Analysesを参照。 http://147.8.214.206/f/acadstaff/376/Bray_Methodology_%26_Focus.pdf これは、地理的レベル、教育と社会の諸側面、地理的要素以外の生態グループの3軸で、比較対象・領域を設定する枠組みである。 地理的レベルの5にあたる「学校」を選択した場合は、特定のコミュニティに着目することになり、固有の組織文化に焦点をあてることになる。あたりまえのことだが、自信をもってこの視点を持つことができそうだ。 リサーチデザインのクラスではミルの差異法・一致法が紹介されたが、その比較項目のイメージがしにくかった。この本のおかげもあり、上図により自らの研究対象の位置を確認できた。 また、質的研究手法と量的研究手法の違いも再確認できた。それぞれの長所・短所を踏まえ、両方の手法を用いることで、より明確に、重要な教育に関わる問題を理解することができそうだ。修論では1章で質的手法、2・3章で量的手法(多変量解析)を用いることを計画している。 P.90のベレディの比較研究モデルも参考になった。上と同じURL中のFigure 14.2: Bereday’s Model for Undertaking Comparative Studiesを参照。特にⅢとⅣの並置と比較の違いだ。Ⅲの並置では、比較に値するか基準を定め差異・共通項目を整理してから、比較分析の仮説を導き出すモデルとなっている。次にⅣはその仮説を同時進行比較して結論に至るという流れだ。これまでの認識はⅢで比較したこととしてしまっていた。
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