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八月六日上々天氣 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2011/07/06 |
| JAN | 9784309410913 |
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八月六日上々天氣
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八月六日上々天氣
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商品レビュー
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17件のお客様レビュー
昭和16年から原爆投下の日まで、女学生珠紀の何気ない日常を、彼女を慕う4歳年下の従弟との交流を織り交ぜながら描いていく。 戦時下の市井の人々がただ凄惨な日々を過ごしたのではなく、不自由ながら小さな喜びを見つけて一生懸命生きていたんだとつくづく思う。 だからこそ、一瞬でその日常...
昭和16年から原爆投下の日まで、女学生珠紀の何気ない日常を、彼女を慕う4歳年下の従弟との交流を織り交ぜながら描いていく。 戦時下の市井の人々がただ凄惨な日々を過ごしたのではなく、不自由ながら小さな喜びを見つけて一生懸命生きていたんだとつくづく思う。 だからこそ、一瞬でその日常を奪った空襲や原子爆弾の理不尽さが際立つ。 鹿屋から(鹿屋へではなく)出発する市岡や、広島市内で原爆の犠牲となったであろう史郎が最期に珠紀に会いにきたことが切ない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再読。投下の瞬間を詳しく描かないことで、かえって大きな喪失が迫ってきます。 史郎が原爆投下で喪われ、市岡先生も実は鹿屋「に」ではなく鹿屋「を」立つだったんじゃないかと思ったりします。どちらも、最期に珠紀に会いにきたのだと。 出来るだけキラキラとした日常を送っていても、戦争の影はひたひたと迫ってきて、終戦近くにもなると空襲という牙を剥いてくる。 どちらが先とかではなく、こうの史代さんの「この世界の片隅に」とも似ている物語世界だと思いました。空襲の描写、長野さんも色遣いが特徴的でしたし。 珠紀はきっと広島市といっても海側の中心部からは離れた内陸部にいて、すずがいるのは呉。原爆投下は光と振動だけで、、 焼夷弾、油が降ってくるのは薄っすら存じていましたが改めて怖い兵器です。白く烟るように降る雨の如き激しさで。。 長野さんのあとがきでいつも長野さんのお父さまのことを考え…母方の祖父の弟の事も思い出してしまいます。叔父は8月9日に長崎にいました。幸いなことに生きて帰ってきたのでそれから長生きしてました。もしかしたら叔父も、何も語れず(語らず)いたのかなと思います。叔父一家だけかなり離れたところで暮らしていたのでほぼ会ったことがなく、そんな話する機会もありませんでした。 こうやって、先の大戦は遠くなりましたが、こういう作品を読んで反戦を染み込ませていくのは続けていきたいです。
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原爆とかどうとか関係なく、珠紀と史郎の心の交流が美しかった。これが、年下萌えなのか…?とも思ってしまったり。 原爆で死んだ史郎が最後珠紀に会いにくるシーンが、なんとも悲しい。 市原さんのことは結局よくわからなかったな。当時の若い青年の戦争観なのだろうか。 「突然消えてしまう」よう...
原爆とかどうとか関係なく、珠紀と史郎の心の交流が美しかった。これが、年下萌えなのか…?とも思ってしまったり。 原爆で死んだ史郎が最後珠紀に会いにくるシーンが、なんとも悲しい。 市原さんのことは結局よくわからなかったな。当時の若い青年の戦争観なのだろうか。 「突然消えてしまう」ように見える乗組員のように、突然消えた史郎。肉片になって敵の甲板じゅうに飛び散らずに、彼の肉体はどこへ行ってしまったのだろう…。 珠紀は毎年八月六日、白玉の泡蒸しを作って彼を思うのだと思う。
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