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怪談和尚の京都怪奇譚 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2011/07/08 |
| JAN | 9784167801519 |
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怪談和尚の京都怪奇譚
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商品レビュー
3.9
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◼️ 三木大雲「怪談和尚の京都怖〜い怪奇譚」 自分だけに見える子供、聴こえる声、深夜の道や線路に老婆の姿が。京都を中心とした霊の現象。 語り手は京都の寺のご住職。霊感があり、さまざまな体験をラジオやテレビでも話しているようだ。和尚のもとには、霊に関する相談が頻繁に持ち込まれる...
◼️ 三木大雲「怪談和尚の京都怖〜い怪奇譚」 自分だけに見える子供、聴こえる声、深夜の道や線路に老婆の姿が。京都を中心とした霊の現象。 語り手は京都の寺のご住職。霊感があり、さまざまな体験をラジオやテレビでも話しているようだ。和尚のもとには、霊に関する相談が頻繁に持ち込まれるー。 背中が痛むと悩む男性はタクシーの運転手や湯治場の老人からお祓いを勧められ、訪ねてきた。読経中、和尚の耳に、男性の声である住所が聞こえ、依頼者に聞くと実家のあたりだと言う。一緒に行ってみると、そこにはー。 息子が知らないおじさんにつねられたと泣く。またおにいちゃんやおねえちゃんが見える、おばあさんが乗ってきて首を絞めたとばたつく。やがて食器が勝手に落ちて砕ける、家具が激しい音とともに動くー。 鉄道で老人を轢いたが、警察に通報して捜索しても何も出てこない、中には列車に痕跡があるケースもあったー。 女の子の霊が出るマンションにお祓いに行った時、女の子がついてきて寺に出るようになった話、一条戻橋の下に消えた宇宙人などなどのユーモラスなケースもある。おおむね過去に土地であった事件が原因のようだ。 だいたいが相談に乗ったり、お祓いを頼まれるというエピソード。加えて自殺のケースに現場に呼ばれ、捜査の前にお経をあげたり、また刑に服している者にお経やその教えを説いたりするなど、お坊さんの通常の仕事にも触れてあってふむふむ、である。 非科学的なことに抵抗がある科学者の家で突然地震があったり、廊下や寝室、押し入れに土が入っていたり、突然停電になったりする。隣近所では何もなく、電気の業者に調べてもらっても原因がわからない。和尚が行って見てみると、果たしてこれだというものがー。 もう夏。怪奇を好む、というのは文学的な本能かもな、とよく思う。源氏物語もそうだし、泉鏡花もふんだんに用いている。相談があった実話に基づく怪談。仏教的な教え悟しもあり、おもしろい読書だった。
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三木大雲「怪談和尚の京都怪奇譚」だ。著者の三木大雲氏は京都の蓮久寺という古刹の住職をされていて、怪談を交えた説法で知られている。 彼が怪談による説法を好むのには、あるわけがある。というのも、お坊さんの説法というのはなんとも退屈に感じられて、一部の熱心な仏教徒は耳を傾けても、...
三木大雲「怪談和尚の京都怪奇譚」だ。著者の三木大雲氏は京都の蓮久寺という古刹の住職をされていて、怪談を交えた説法で知られている。 彼が怪談による説法を好むのには、あるわけがある。というのも、お坊さんの説法というのはなんとも退屈に感じられて、一部の熱心な仏教徒は耳を傾けても、さほど仏教に縁のない大勢の人は耳を貸さないのである。 そこで、彼が発掘した話術というのが、大衆が興味を抱きやすい怪談を交えた、怪談説法だった。 本作ではそんな怪談説法や、著者が実際に体験したと語る短いエピソードがまとめられ、全六章に分けて描かれる。 第一章 恐怖 第二章 怨霊 第三章 輪廻 第四章 邪気 第五章 冥界 第六章 京の闇 の六章である。彼の軽快な口調と、内容の軽重が小気味良くて、とても読みやすく教訓のある書であった。 どうしたって人間は、成長する過程で理性を養うと、幽霊とか神仏というものが妙に白々しく、幼稚に感じられるようになる。仕事やら、課題やら、日々の生活やら、目に見えるものだけでも精一杯なのに、目に見えないものまで意識するのは、なんとも面倒なのだろう。 そこで著者は、読者にある問いかけをする。「あなたは心を持っていますか」と言い放つのである。 なるほどどうして、不思議な響きをもつ問いかけだ。人は誰しも心があり、そこに疑う余地はないと思うが、ではどこにどのような形であるのかと質されても、なかなか答えようはないのではないか。 これこそが、俺に目に見えないものの実在を確信させる所以である。夏季に似合った怪談に、仏教の含蓄も込められた良書であった。またいつか、続編を読みたいと思う。
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和尚さんのお話は、もちろん怖いものもありますが、お話の中に仏教の教えも取り入れてくれるので、とても勉強になります。確かにインパクトに残ったのは、鬼子母神からの人肉はザクロの味でした。また、続編も読みます。
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