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神話とのつながり 175篇のメッセージ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 鈴木書店 |
発売年月日 | 1997/10/01 |
JAN | 9784990058524 |
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神話とのつながり 175篇のメッセージ
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この本を読んで想起する風景は、 モロッコのアトラスを上る際に見た、 風景と一体化した家屋とそこに暮らす人々のことだ 「時間」というのは、「詩」的空間のことだと思うのだけれど、「土地」が「詩的空間」として人間の前に現前してくるのは、その人間が、風景の一部として、生命との呼応を確かに...
この本を読んで想起する風景は、 モロッコのアトラスを上る際に見た、 風景と一体化した家屋とそこに暮らす人々のことだ 「時間」というのは、「詩」的空間のことだと思うのだけれど、「土地」が「詩的空間」として人間の前に現前してくるのは、その人間が、風景の一部として、生命との呼応を確かに果たしているときだ。 そして例えばAHA!のプロジェクトの「かめの池」に映るのは、個の内部に流れて入る所の「時間」なのだろう。 それこそが「土地の歴史」であり、「物語」であり、「系譜」であるように思う。 ●以下引用 母親のおなかの中で、胎児はことばを聞いています。その「ことば」を聞くときは、日本語として聞いていない、リズムとして聞いている。胎児はとにかく聞いているんです。だけどこれを日本語だと思って聞いているわけじゃありません。ある音楽として、リズムとして聞いているわけ。 朗読は、耳で聞く音なんですね。意味のわからない子どもにも気配の感覚として伝わる。 神話的時間というのは、ことばになる以前から、そこはかとなく流れているもので、多分、われわれが生まれる前からも流れているし、死んだ後も流れているような時間であろう、そしてその流れの中に自分は浮かんでいるんだってことを、生きている間、われわれはずっと感じ続けているそんなふうな時間のことなんだろうな 神話的時間というのは、本来ことばには表現しようもないような時間の中で、まだことばがなかったような時代にこそ最も充実した格好で流れていたような時間 親子が共通な時間を所有する体験というのも、要するに二つの時間、二人の人間の時間を重ね合わせることに意味があるんです もうひとつの神話的時間ーそれは一人一人が私有することなどできなくて、そもそも人類の歴史を一貫して流れる共有財産のような時間なんですーの中で親と子が共存するということ 案外、日常的な時間の中では、ごまかしていけるようなどぎついことが、逆に神話的時間の中では明るみに出されたり、そういうことがむしろ自然 だから神話的時間というのはユートピアではない 普遍の王道があって、これに乗っかっちゃったらずーっと前にいけるっていうのは幻想 赤ん坊は永遠によどみなく流れている時間のなかにたまたま生まれてそこに身を委ねている 文字をもたない民族が口伝えで物語を語る時、人間の英知がいかに自然と一体化しているのかを感じます 人間と木の域を超えて、生命同士は触れ合うのかもしれないと思った 犬と並列につきあって、生命としての触れ合いを感じた。風景の一部になることから始まる私の神話的時間だ 人間はたぶん一人一人の中に、それぞれの神話を持ている
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