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3.11後の放射能「安全」報道を読み解く 社会情報リテラシー実践講座
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 現代企画室 |
発売年月日 | 2011/07/02 |
JAN | 9784773811087 |
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商品レビュー
4.8
7件のお客様レビュー
この本は震災4か月後に発行された、福島第一原発事故による放射線汚染の報道について分析したものである。そしてメディアの放射線報道を分析することにより、私たちが普段から目にするメディアの見方を説いている。 全体的に章立てもうまくされて、随時まとめのようなものも挟んであるため、とても...
この本は震災4か月後に発行された、福島第一原発事故による放射線汚染の報道について分析したものである。そしてメディアの放射線報道を分析することにより、私たちが普段から目にするメディアの見方を説いている。 全体的に章立てもうまくされて、随時まとめのようなものも挟んであるため、とてもわかりやすい内容になっている。 放射線報道がよくわからない人の入門書としてだけでなく、メディアについて学びたい人におすすめしたい本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
放射能「安全」報道をメディアの批判分析を行なったものである。そこで風評被害のレトリックを明らかにした。さらにICPRの基準値の年間1ミリシーベルトという政府の宣伝に対してヨーロッパ放射線リスク委員会CRRでは、持続的外部被爆については十分でないことと内部被爆では科学的方法の利用において重大な誤用があるということで、一般人の年間被爆量を0.1ミリシーベルト未満に抑えるように主張している。 年間1ミリシーベルトでは、2万人にひとりが癌で死ぬ、つまり6000人が癌で死ぬことを許容していることである。 年間0.1ミリシーベルトのためには、水が1リットルあたり2.5ベクレル以下であり、野菜が1キロあたり8.4ベクレル以下である。今は基準値以下で素通りである。 ニュースのメディアリテラシーを考えるために、現時点の日本では最適の本であろう。
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昨年に読んだ本の一冊.報道の分析,概念や単位の丁寧な整理はさることながら,p.182-183は必読に値する.はしゃいだ精神に冷水を浴びせかける,厳しくも正しい問いかけだ.
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