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いねむりジーゼルカー 講談社の幼年創作童話
定価 ¥704
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1977/07/01 |
JAN | 9784061197893 |
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いねむりジーゼルカー
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商品レビュー
4
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※このレビューにはネタバレを含みます
【読み始めたきっかけ】 子どものときから読んでいる岡田淳を図書館の蔵書検索してみつけた。 お話は堀内純子。 【読み終えて】 (ブクログの書影が異なっていてとても残念…本当は岡田淳の素敵な絵なのに) お話も楽しくて、岡田淳の絵がさらに想像をふくらませる。岡田淳の絵は何十年も前のものでも、古く感じない。 安西水丸が何かで、絵ではなく線を上手に描けるようにと言っていたのを思い出す。 絵を上手くかける人は多いけど、線を上手く描ける人はいないって。 線が上手いと、古く感じないんだろうか。馬場のぼるとか林明子とか…… 落とした本をかわいそう、どうしてるかな、ほんとにかわいそうなことしちゃった、と主人公が本を擬人化して哀れむところ好き。感情移入できて、そのあとも彼の目線の高さから同じ景色を見やすくなる気がする。 ひそひそと打ち合わせをしたり、絵本を大事そうに確認する、しっぽが隠せてない駅員たちの健気さがいじらしい。 「本にさわるたびに、さもたいせつそうに、りょう手をふくでこすってから、ぴょこんとおじぎして、本をひらくのです」p,52 大人たちが居眠りする夏の午後、ぽっかりエアポケットに入ったような秘密の時間の話というのもわくわくする。 色もサイケデリックなページと、そうでないページの描き分けが面白い。不思議な世界じゃなくて、その前の現実の世界の方がサイケデリックな色彩で面白い。 だからか、不思議な世界に入り込んだ場面で逆にホッとする。 冷房が効いていた車内から降りて、ぬるい空気にホッとする感じ。 普段接しているけど小言が厳しい母よりも、楽しい化けキツネに親しみを感じる、子どもの頃感じた安心感を思い出す。 子どもの頃からこうして皆異界譚に触れているんだな
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