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被害者の顔 ハヤカワ・ミステリ文庫
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被害者の顔 ハヤカワ・ミステリ文庫

エド・マクベイン(著者), 加島祥造(訳者)

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被害者の顔 ハヤカワ・ミステリ文庫

定価 ¥770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1990/10/31
JAN 9784150707569

被害者の顔

¥220

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2012/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 酒屋で働く女性アニイ・ブーンが何者かに銃殺された。 キャレラ達87分署のメンツが捜査に取り掛かるが、聞き込みを進めれば進めるほど被害者の顔が複雑になっていく。 いったい犯人はどの顔の被害者を殺したのか? 赤毛の大男、コットン・ホースが87分署に編入するのもこの巻。 シリーズ比では容量がない方だが、初夏~夏にかけての陽気と爽やかな風を感じることができる。気持ちのいい読後感。

Posted by ブクログ

2011/10/23

マクベイン『87分署シリーズ』。 ある酒屋で殺害された1人の女性アニイ・ブーンは貞淑な妻であり、優しい母親であり、ある人にはインテリに映り、ある人には酒飲みの情婦に映った。様々な顔を持つ彼女を殺したのは、一体…。 原題『Killer's choice』とあるように、ア...

マクベイン『87分署シリーズ』。 ある酒屋で殺害された1人の女性アニイ・ブーンは貞淑な妻であり、優しい母親であり、ある人にはインテリに映り、ある人には酒飲みの情婦に映った。様々な顔を持つ彼女を殺したのは、一体…。 原題『Killer's choice』とあるように、アニイの持つどの顔が犯人の殺意を引き起こしたのかが本作の重大な争点となります。 87分署のお馴染みの刑事が聞き込みを経て被害者アニイの様々な顔を掴んでいく様子は、心地よいテンポと飽きさせない展開によって描写されています。 ページを繰る手もスムーズに進み、具体的な描写も映画を観ているかのような気分にさせてくれるのです。 あまりに面白い展開に、たった半日足らずで読み終えてしまったことも付言しておきます。 本作で初めて登場する赤毛の大男で二級刑事コットン・ホース。 刑事としての荒々しさに欠ける所作でキャレラを危険な目に遭わせるも、泥臭く成長していく様子には、読者として思わずエールを送りたくなりました。 とりわけ、マイヤー・マイヤーの活躍がここまで描かれているのはシリーズの序盤にして本作が初めてであり、マイヤー好きな私には印象深い作品となりました。

Posted by ブクログ

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