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“私"だけの神 平和と暴力のはざまにある宗教
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/07/30 |
JAN | 9784000257763 |
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“私"だけの神
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宗教は、仏教にしても神道にしてもキリスト教にしても、「それは所詮宗教でありフィクションだ」と、一歩引いた視点から見られており、本気で信じる対象ではなくなっている。このような所謂古典的宗教は「枯れた宗教」となってしまっており、人々が信じているのは、例えば「リベラリズム」であったり、...
宗教は、仏教にしても神道にしてもキリスト教にしても、「それは所詮宗教でありフィクションだ」と、一歩引いた視点から見られており、本気で信じる対象ではなくなっている。このような所謂古典的宗教は「枯れた宗教」となってしまっており、人々が信じているのは、例えば「リベラリズム」であったり、「科学万能主義」、「資本主義」、「エコロジー」、「スピリチュアル」などという、狭義の宗教ではない宗教なのではないだろうか。これらは現代的「宗教」と言って差し支えないのだろうか、または「宗教」として相対化された途端、それらは信じる対象ではなくなり、逆に「宗教」と言えなくなってしまうというパラドックスを孕んでいるのではないだろうか。などという疑問を最近抱いていたのだが、本書の中で論じられる「個人化された宗教」はその疑問にも一部答えて、視座を与えてくれる。
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帯にある通り、脱魔術化・合理化を図るとされる近代化の 有り様や、テロなどに代表される原理主義的な宗教の回帰 現象、そしてグローバル化し、リスク化する世界における 宗教の可能性を説く。響くところ多かったのは確かで、 非常に良い読書だったと思うのだが、なぜだか感想を 上手くまとめるの...
帯にある通り、脱魔術化・合理化を図るとされる近代化の 有り様や、テロなどに代表される原理主義的な宗教の回帰 現象、そしてグローバル化し、リスク化する世界における 宗教の可能性を説く。響くところ多かったのは確かで、 非常に良い読書だったと思うのだが、なぜだか感想を 上手くまとめるのが難しい。それほど手に負えない大きな テーマということか、あるいはこちらに消化するだけの 準備が足りなかったということか。 エティ・ヒレスムの日記は読んでみたい。
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社会学的な懐疑主義につきまとう非宗教性・反宗教性を乗り越えようと試みた労作。上記テキストの「宗教的」とは神秘的と同義であり、非科学的と言い換えてもよいだろう。ウルリッヒ・ベックは宗教社会学の空白を埋めようと意気込んでいるわけだが、出発点からして方向を誤ったように見える。相対主義的...
社会学的な懐疑主義につきまとう非宗教性・反宗教性を乗り越えようと試みた労作。上記テキストの「宗教的」とは神秘的と同義であり、非科学的と言い換えてもよいだろう。ウルリッヒ・ベックは宗教社会学の空白を埋めようと意気込んでいるわけだが、出発点からして方向を誤ったように見える。相対主義的観点からは新しい統合的な発想は生まれにくい。宗教と科学を相対的に捉え、聖俗を分けて考え、学問や科学を高みに置く考え方そのものを疑うべきだろう。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/03/blog-post_31.html
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