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かくてアドニスは殺された ハヤカワ・ミステリ1441
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かくてアドニスは殺された ハヤカワ・ミステリ1441

サラ・コードウェル(著者), 青木久恵(著者)

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かくてアドニスは殺された ハヤカワ・ミステリ1441

定価 ¥814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1984/11/01
JAN 9784150014414

かくてアドニスは殺された

¥220

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2023/12/17

イギリスの作家サラ・コードウェルの長篇ミステリ作品『かくてアドニスは殺された(原題:Thus Was Adonis Murdered)』を読みました。 アンソロジー作品『13のダイヤモンド』に収録されていた『コリンズ氏を知っているか?』を読んで、サラ・コードウェルの作品を読んでみ...

イギリスの作家サラ・コードウェルの長篇ミステリ作品『かくてアドニスは殺された(原題:Thus Was Adonis Murdered)』を読みました。 アンソロジー作品『13のダイヤモンド』に収録されていた『コリンズ氏を知っているか?』を読んで、サラ・コードウェルの作品を読んでみたくなったんですよね。 -----story------------- オックスフォード大学のテイマー教授にはとても信じられなかった。 リンカーンズ・イン法曹学院きってのあわて者弁護士ジュリアが、たった一人でヴェネツィアに旅立ったとは。 何しろ生まれ育ったロンドンで、二週間に一度は迷子になる子供のような女性なのだから。 よくよく聞くと、彼女は重税に苦しめられ、気分転換にと海外ツアーに参加したらしい。 同僚は、不安を抱きながら彼女を送り出していた。 数日後、その不安は現実のものとなった。 ジュリアが留置されたというニュースがテレックスではいったのだ。 ツアーの仲間、内国税局局員のネッドを、ホテルで刺殺した容疑がかかったらしい。 一方で、はるかイタリアからジュリアののんびりした手紙が次々に届き始めた。 彼女はネッドを女神アフロディーテに愛された美青年アドニスになぞらえ、彼に一目惚れした様子を書き綴っていた。 いくら税金に悩んでいるとはいえ、収税吏だという理由で好きな男を殺すだろうか?  学究の徒テイマー教授は探偵に早変り、ジュリアの手紙を基に、真相追究を始めた。 ミス・マープルや隅の老人の向こうを張って安楽椅子探偵となった教授の推理とは? 機智に富んだ会話、ギリシャ神話等を巧みに織り込んだ知的な文体、謎解きの妙味……英国ミステリらしい魅力に満ちた、才知溢れる女流新人の堂々たるデビュー作! ----------------------- 1981年(昭和56年)に刊行された作品……サラ・コードウェルのデビュー作で、ヒラリー・テイマー教授シリーズの第1作です……小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。 ヴェネツィアでの美術ツアーに参加した弁護士ジュリア・ラーウッドが、一目惚れした男性エドワード(ネッド)・ワトスンがホテルで刺殺された事件に巻き込まれるという物語……ジュリアは容疑者として逮捕されますが、彼女の同僚の弁護士たちと、ヒラリー・テイマー教授がジュリアからの手紙をもとに真相を解明しようとする展開、、、 事件発生の速報がテレックスで届いた後に、ジュリアが弁護士仲間のセリーナ宛に送った手紙がロンドンを発った直後のものから順に届き始め、徐々に経緯が明らかになるというスタイルがユニークで面白かったですねー その手紙の内容から容疑者が絞られるものの、新しい事実が次々と明らかになり、ジュリア以外の人物が容疑者から消えていく……さらに時系列的に殺害時間以降もジュリアが被害者と同室にいたこととなり、謎は深まるばかり……。 緻密なプロットが織り込まれた謎解きも愉しめましたが、イギリスらしいユーモアとウィットに溢れたやりとりや登場人物のキャラクターも魅力的……特にドジで惚れっぽく自由奔放なジュリアや、冷静で皮肉なテイマー教授のやりとりが印象的でしたね、、、 ティマー教授は性別不明という設定らしいのですが、女性であるという説が有力らしいです……日本語訳を読むと男性としか思えないなー 翻訳って難しいですね。

Posted by ブクログ

2012/08/14

生まれ故郷のロンドンですら頻繁に迷子になるような粗忽者の弁護士・ジュリアがたった一人でヴェネチア・ツアーに参加することに。心配する同僚たちのもとに彼女が殺人容疑で留置されたという知らせが……。 ジュリアから届く脳天気でとぼけた手紙がとにかく愉しい。そこに隠された巧妙かつ大胆な伏線...

生まれ故郷のロンドンですら頻繁に迷子になるような粗忽者の弁護士・ジュリアがたった一人でヴェネチア・ツアーに参加することに。心配する同僚たちのもとに彼女が殺人容疑で留置されたという知らせが……。 ジュリアから届く脳天気でとぼけた手紙がとにかく愉しい。そこに隠された巧妙かつ大胆な伏線の数々も素晴らしい。

Posted by ブクログ

2010/03/04

女流作家としては、珍しい惚けた感じの笑いでとても好みです。 事件は正直どうでもいい感じ。 ジュリアとカントリップがいい味出してます。

Posted by ブクログ

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