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神保町 タンゴ喫茶劇場
定価 ¥2,200
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新宿書房 |
発売年月日 | 2011/06/24 |
JAN | 9784880084213 |
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神保町 タンゴ喫茶劇場
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
老舗のタンゴ喫茶に集う人々の人間模様が、お店のバイトとしての目を通して描かれている。失礼な意見かもだけど、文章が巧すぎないのがかえって良かった。こういう読み物に技巧や過剰修飾は不要だと思うので。 一篇一篇が短くて読みやすいけれど、ちょっと短すぎて勿体無い感じも。 間違いなく、お店にタンゴを聴きに行きたくなります。
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光景が目に浮かぶエッセイ集。ミロンガ、たまにしか行けませんが、座ってタンゴに耳を傾けていると、静かに時が過ぎていきます。 著者の堀ミチヨさん、亡くなったんですね。残念です。
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こんなお店があるのだ。 行ってみたい。 人は、つくづく穴を抱えて生きているものだと思う。 自分一人ではどうしてもうめられない、穴。 その穴にはどんどん寂しさばっかり溜まっていって、それをどうにかしようとじたばたしたり、悲しくなったり、忘れたりする。 けど、そんな穴ごと、自分をそ...
こんなお店があるのだ。 行ってみたい。 人は、つくづく穴を抱えて生きているものだと思う。 自分一人ではどうしてもうめられない、穴。 その穴にはどんどん寂しさばっかり溜まっていって、それをどうにかしようとじたばたしたり、悲しくなったり、忘れたりする。 けど、そんな穴ごと、自分をそっくり抱きしめることができたらどんなにいいだろう。 何とも戦う必要がなくなれば、どんなにいいだろう。 タンゴってきっと、そんな人間が穴と付き合っていくためにつくった音楽だと思う。 そして、このタンゴを聞かせてくれるこのタンゴ喫茶は、否応無しに「自分」がこんにちはするところなんだろう。 ここへ行くのが楽しみなような、恐ろしいような気がする。 自分の抱えた寂しさごと、丸裸になってしまうんじゃないだろうか。 けど、「みんな同じだよ」ってきっと淡々と受け入れてくれるんだろうな。
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